Official髭男dism「Cry Baby」が前節からポイントを落とすも、他の曲も伸びきれず首位獲得に成功。この曲は第24節に初登場。第28節に一度チャートアウトしているものの、翌週再登場から順位を伸ばし、ついに週間1位まで上り詰めた。ただ今週は複数要素でトップ10入りしたのがこの曲だけ。獲得ポイントも12Pt.と首位のポイントとしては低く、首位獲得は展開が味方した感は否めないだろう。それもあり今週は27曲がポイントを獲得と非常に間延びした形となった。前節まで4週連続1位だった「Permission to Dance」は3位に後退している。
BTS「Permission to Dance」がダウンロードのポイントを落としたものの何とか逃げ切り4週連続1位を記録。しかし「Cry Baby」が同点の2位まで接近。一度はチャートアウトした曲がここまで戻ってくるのは珍しい。果たして逆転はあるのか? 「三原色」はストリーミングでポイントを落としたものの3週連続3位となった。
まず「CDTVオリジナルランキング」についてですが、オリコン準拠のCDシングル1枚単位のランキングから、2017年4月以降Billboard Japan Hot 100準拠の1曲単位でのランキングに変更されており、今年3月までは土曜深夜に放送されていた「CDTVサタデー」でランキングが発表されていましたが、番組が終了(統廃合)し現在は月曜に放送されている「CDTVライブ!ライブ!」の中で発表されています(ランキングの日付は以前同様土曜日付となっている)。原則放送終了後にHP(↓リンク)で100位まで発表。放送が無い日に関しては通常の放送終了時間となる22:00前後に発表されています。
このような点から、CDTVオリジナルランキングは「みんなが聞いて歌った神ランキング」とは到底呼べないものであるにも関わらず、このような触れ込みをしてCD売上を重視したランキングを発表しており、印象操作を起こしかねない状態となっている。これは2017年4月のランキングリニューアル以降からの問題であり、今に始まった事ではない。おそらくオリコンとの関係性を保つためだろうが、それがランキングの信用性を失う原因になってしまっているのであれば、当たり前だが改善が必要だろう。ただBillboard Japan Hot 100で6月からCD売上のポイントに対する係数処理(割合減算)の適用範囲が大幅に引き下げられ、CDTVオリジナルランキングでもこれが適用されている傾向が見られているため、この効果次第では今回浮き彫りになった問題が下半期以降改善される可能性もある。
BTS「Permission to Dance」が3日間の集計だった1週目からストリーミングで過去2番目の記録となる週間1996.6万再生まで伸ばし1位。ダウンロードは僅かの差で逆転されたものの、「Butter」につづき首位獲得に成功。BTSはEP盤リリースの影響もあり、今週もトップ10に3曲がチャートインし合計39Pt.を獲得している。