Green Hill Music Chart 2021 第41節結果

2021シーズン第41節(8月30日~9月5日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ Billboard Japan Hot 100は今週発表分からラジオルックアップツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。

 

 それでは第41節の結果です。

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2021 Round 41 Result

※ 9月16日にBillboard Japan Hot 100に訂正が入りました。Official髭男dism「アポトーシス」のストリーミング回数が追加され、YOASOBI「三原色」と順位が入れ替わりました。

 これにより「アポトーシス」は獲得ポイントが5Pt.(DL4Pt. + St. 1Pt.)となり15位に繰り上がり。「三原色」は0.5Pt.となりますが、順位に変更はありません。

 

 back number「水平線」がストリーミングで首位を獲得。ダウンロードでは順位を落としたもののリードを守り切り2週勝ち抜き。今週のストリーミングは1位から3位までが3,757回差と僅差で、back numberは中間(水曜日時点)では3位だったものの、そこから逆転して週間1位を獲得。この勢いを維持できるだろうか。

 「Cry Baby」が再浮上で2位まで復帰。またしても首位争いに加わりそうな勢いを見せている。今週複数要素でトップ10入りをしたのはこの2曲だけで、27位までがポイント獲得と縦長の展開となった。なお5位の「Butter」が今週のポイントで年間暫定5位に浮上している。

 初登場は9曲。うち4曲はReoNaの楽曲となっているが、これは先日リリースされたゲーム「月姫 -A piece of blue glass moon-」の主題歌、挿入歌となっている。このゲームは2000年の冬コミに完全版が同人サークル時代のType Moonからリリースされ、のちにテレビアニメ化もされた同人ゲーム業界でも伝説的な作品として知られており、今回20年半の時を経てコンシューマ版としてリメイクされた。ゲーム自体も14万本を超える売上を記録しており、人気の高さを示す結果となっている。ReoNa自身も今週だけで18.5Pt.を獲得。一気にGrand Prix選出圏内に進出してきそうだ。

 その他の新曲は、日産スタジアムでの無観客ライブ後にリリースされた「燃えよ」が6位。今月発売のアルバムからの先行リリースとなる「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が9位。ドラマ「痴情の接吻」主題歌の「夏と君のうた」が10位。山田孝之と愛笑むとのコラボ曲となった「来鳥江」(読み:らいちょうえ)が11位。シングルCDは通販限定でのリリースとなった「Just」が21位となった。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-41

 今週はトップ10に変動は無し。来週以降NiziUが大きくポイントを落とすため、優里が4位に上がる見込みとなっています。

 今週17Pt.のback numberが13位、14Pt.の藤井風が15位に上昇。18.5Pt.を稼いだReoNaは前節の93位タイから47位まで浮上してきました。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はKAT-TUNが再びCDと配信の同時リリースを慣行。前作はあと一歩のところで週間首位を逃したが、今回はどうなるか。それ以外では前節の上位争いが引き続き行われるものと見られる。KAT-TUNが波乱を呼び起こすのか。来週のチャートもぜひご覧ください。

 

お知らせ:

 上記にもあります通り、今週発表のBillboard Japan Hot 100で今季3度目となるマイナーチェンジ(ポイント換算の変更)が行われました。これにより今季に入りほぼ全ての要素においてテコ入れが行われたものとなり、変更前と変更後では同じ売上、再生数でも得られるポイントが異なり、それが年間ランキングにそのまま反映されます(Billboard Japanは売上、再生数では無く、そこから換算したポイントで順位が付けられている)。

 その場合における不公平性を考慮し、今季の年間表彰にあたるGreen Hill Music Grand Prix 2021では当初予定していた選考基準を見直す事となりました。Twitterでは第39節終了時点での暫定選出者を公開しましたが、これによりメンバーが大幅に入れ替わる可能性もあります。

 見直し後の選考基準については追って(今月中には)お知らせいたします。今年の音楽界の総決算となる「Green Hill Music Grand Prix 2021」もどうぞお楽しみに。

Green Hill Music Chart 2021 第40節結果

2021シーズン第40節(8月23日~8月29日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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 それでは第40節の結果です。

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2021 Round 40 Result

 back number「水平線」がダウンロード、ストリーミング共に順位を伸ばし登場3週目で首位獲得に成功。MVのみ公開されていた時期からの人気曲で、カラオケランキングでは昨年末から100位以内に進出。今週はいよいよトップ10に食い込み今季終盤の注目曲となりそうだ(↓リンク参照)。

www.billboard-japan.com

 ここ最近のテレビ出演により息を吹き返した「ドライフラワー」がストリーミングでポイント圏内まで再浮上しポイントを獲得。一気に2位まで順位を戻してきた。年間争いでは2位「Dynamite」に64Pt.差まで広げ、決定的な差になりつつある。「Permission to Dance」はポイントを維持し3週連続3位。年間では14位まで上がってきており、まだまだ順位を上げてきそうだ。「Cry Baby」は前節失ったダウンロードのポイントを取り戻し4位まで上昇。こちらは現在年間12位となっている。ただ今週のダウンロードチャートは10位で5,000DLを下回っており(4,371DL)、かなり水準が低い状態になっている。

 初登場は4曲と、ここ数週と比べると少な目。ドラマ「准教授・高槻彰良の推察 season1」主題歌の「群青ランナウェイ」が5位。アニメ「ラブライブ!スーパースター!!」挿入歌の「未来予報ハレルヤ!」が10位。Liella!にとってこの8Pt.はGrand Prix進出に向け、大きなポイントとなりそうだ。「うたの☆プリンスさまっ♪」11周年記念盤が16位。ドラマ「緊急取調室」主題歌の「LITMUS」が20位。配信開始からは3週目だが、先週シングルCDがリリースされた影響での上昇のようだ。

 なお前節首位の「Shining One」は12位まで後退。案の定キャンペーン効果が切れて伸びを失い、本来動きの少ないストリーミングで15位まで後退。MV再生数は依然として高いものの、脆さを露呈する結果となってしまった。また同じくストリーミングでポイントを得ていた「イヤフォン・ライオット」は今週ストリーミングで300位以内にも入れず、人気の無さを暗に示す結果となってしまった。以前の超特急「CARNAVAL」にも言えるが、LINE MUSICでの再生回数キャンペーンがここまで全体の順位に影響するようであれば、Billboard Japanもオリコンも、集計対象とし続けるべきかを検討するべきだろう(同様のキャンペーンはRakuten Musicでも展開されているが、こちらは現状規模は小さい)。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-40

 トップ10では米津玄師が10位に後退。12位に後退したあいみょんと共に、向こう数週間で失うポイントが多いだけに、両者とも今後順位をおとしていきそうです。

 今週19Pt.を獲得したback numberが15位と続伸。13位King & Princeまではポイントが近く、11位菅田将暉までどれだけ近づけるかと言ったところか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週は、かつてテレビアニメ化までされた伝説の同人ゲーム「月姫」のリメイク版が先日リリースされ、そのサウンドトラックからReoNaの主題歌、挿入歌が登場。ゲームの売れ行きも好調で、楽曲も目下ダウンロードでは上位を独占しており、大量ポイントの可能性もあるだろう。これに月曜リリースの桑田佳祐「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」がどこまで食い下がれるか。首位争いはダウンロードの順位がカギを握りそうだ。来週のチャートもお見逃しなく。

Green Hill Music Chart 2021 第39節結果

2021シーズン第39節(8月16日~8月22日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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 それでは第39節の結果です。

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2021 Round 39 Result

 SKY-HI(日高光啓)主催によるボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」により誕生した7人組ユニット、BE:FIRSTのプレデビュー曲「Shining One」がダウンロード1位、ストリーミングでも2位に入り初登場1位を記録。初登場1位は第26節にBTS「Butter」が記録して以来今季4曲目となる。ただダウンロードもストリーミングも多くの配信業者でキャンペーンが行われていたため、これが無くなった後でどれだけ上位に残れるか。今週の時点で評価するのはまだ早いだろう。

 13日に突如リリースされた「水平線」が2週目にストリーミングで順位を伸ばし2位まで浮上。ダウンロードの順位も維持し、好調を維持しているようだ。「Permission to Dance」は3位のままだが、ダウンロードでポイントを取り戻した。

 「U」はシングルCDがリリースされルックアップでもポイントを獲得し5位まで再浮上。その他初登場は7曲。JO1のシングルCD「STRANGER」から「REAL」が6位。back numberのファンクラブ限定で発売された「女王の猿」が18位。週末に放送された24時間テレビのチャリティー・ソングとしてリリースされた「歌を歌おう」が20位。ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のアルストロメリアが21位。小説「老人と海」をモチーフとした同名曲が23位。ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーによる「STAY」がリリース7週目でポイントを獲得。久々の洋楽曲チャートインとなった。そして25位にはGLAYのニューシングルがチャートインした。

 なお前節首位の「Cry Baby」はアルバムリリースの影響もあってか一気に10位まで後退。ただ「アポトーシス」は順位を伸ばしており明暗が分かれた感がある。また「ドライフラワー」がチャート復帰。年間1位に向けて大きな8Pt.を手に入れた。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-39

 今週はトップ10に変動無し。先週お伝えした通り、今週から昨年のBTS「Dynamite」分のポイントが引かれ始めている。YOASOBIを含め昨年分の引かれたポイントと今年のポイントがほぼ相殺する形となっているため、上位2組のポイントはあまり変動が無い状態が続きそうだ。

 今週19Pt.を稼いだback numberは3つ順位を上げ19位まで浮上。やはり人気の高いところを見せつけました。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はややメンバーが低調に見える。今週上位に入った面々による争いが続くだろう。初登場1位になったBE:FIRSTには真価が問われる展開となりそうだ。果たして来週はどう変わるのか。ぜひご覧ください。

Green Hill Music Chart 2021 第38節結果

2021シーズン第38節(8月9日~8月15日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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 それでは第38節の結果です。

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2021 Round 38 Result

※ 10位は2曲が同点

 Official髭男dism「Cry Baby」が前節からポイントを落とすも、他の曲も伸びきれず首位獲得に成功。この曲は第24節に初登場。第28節に一度チャートアウトしているものの、翌週再登場から順位を伸ばし、ついに週間1位まで上り詰めた。ただ今週は複数要素でトップ10入りしたのがこの曲だけ。獲得ポイントも12Pt.と首位のポイントとしては低く、首位獲得は展開が味方した感は否めないだろう。それもあり今週は27曲がポイントを獲得と非常に間延びした形となった。前節まで4週連続1位だった「Permission to Dance」は3位に後退している。

 初登場は9曲。King Gnu、millennium paradeの常田大希による楽曲となっている「マスカラ」が2位。YOASOBIの新曲「ラブレター」が4位。昨年のインターハイ中止に伴い制作された「水平線」が今年のインターハイ開会式が行われた8月13日に突如リリースされ6位。昨年から公開されているMVは9000万回近い再生数を記録している。

 10位にはスバル・フォレスターCMソングの「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」と、映画「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル」挿入歌の「会いたくて」が並ぶ形となった。なお前者は9月15日リリースのEP盤に21位の「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」と共に収録される。TikTokとのコラボソングとなった「線香花火」が14位。今週発売されたアルバムからの先行配信となった「アポトーシス」が19位となっている。

 なお8位の「イヤフォン・ライオット」と16位の「A10TION」はLINE MUSICによる再生回数キャンペーンの影響が大きく、実人気とはかけ離れた結果である可能性が高い。Kis-My-Ft2は10日からLINE MUSIC限定、期間限定でストリーミング配信を始めたが、週間で100位以内に入ったのは、再生回数キャンペーンを用いたこの曲だけとなっている。

 また今週は昨年第39節の初登場以来ここまでチャートインを続けていたBTS「Dynamite」がリカレント・ルールにより(ストリーミングが週間6位に後退したため)脱落。来週以降、ストリーミングでは週間3位以内がポイント獲得条件となるため、再登場はかなり厳しいと見られる。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-37

 トップ10では米津玄師が前節につづき順位を落とし9位に後退。来週以降もポイントが減り続けるため、徐々に順位を落としていくだろう。また上記でも触れた通り、「Dynamite」のポイントが来週から削除されるため、BTSの獲得ポイントは来週以降伸びを欠く形になりそうだ。

 それ以下では大きな動きはないが、昨年の主役の一人だった瑛人が後退。今季も来週で3/4が終了。最終的にはどのようなランキングとなるのか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はSKY-HI(日高光啓)主催によるボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」により誕生した7人組ユニット、BE:FIRSTのプレデビュー曲「Shining One」が登場。この曲もLINE MUSICによる再生回数キャンペーン対象曲だが、他のストリーミングサービスでも好調なようだ。また今週23位の「U」がシングルCDとしてもリリース。ルックアップでも結果を残せるか。稀に見る混戦模様のチャートから抜け出すのは誰か。来週のチャートもぜひご覧ください。

Green Hill Music Chart 2021 第37節結果

2021シーズン第37節(8月2日~8月8日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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 それでは第37節の結果です。

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2021 Round 37 Result

 BTS「Permission to Dance」がダウンロードのポイントを落としたものの何とか逃げ切り4週連続1位を記録。しかし「Cry Baby」が同点の2位まで接近。一度はチャートアウトした曲がここまで戻ってくるのは珍しい。果たして逆転はあるのか? 「三原色」はストリーミングでポイントを落としたものの3週連続3位となった。

 今週は10Pt.で4曲が並ぶ大混戦。ドラマ「彼女はキレイだった」主題歌の「夏のハイドレンジア」が4位。前節2位の「U」が5位に後退。ゲーム「THE IDOLM@STER」5作品合同シングルはダウンロードでもポイントを獲得し6位。ダウンロードで1位となった「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」が7位に順位を上げた。

 初登場はこの他4曲。アニメ「ラブライブ!スーパースター!!」エンディング曲「未来は風のように」が15位。アニメ「EDENS ZERO」オープニング曲「FOREVER」は日曜日リリースながらポイントを獲得。ゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」から25時、ナイトコードで。のシングルが20位。映画「キネマの神様」主題歌「うたかた歌」が21位に入った。なお嵐「カイト」は今年1月以来のポイント獲得となった。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-37

 トップ10では米津玄師が2つ順位を下げ8位に後退。今週ポイントは入っているものの、失われる昨年分のポイントが大きく順位を落としました。またあいみょんもトップ10から後退。これでSnow Manが10位に進出しました。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はYOASOBIの新曲「ラブレター」が登場。桑田佳祐Official髭男dismも新曲をリリースしたがヒゲダンは「Cry Baby」との票割れの危険性もありそうだ。また金曜日にはback number「水平線」、Ado「会いたくて」がリリース。「水平線」は1年前に公開されたMVが既に9000万近い再生数を記録しており、ファン待望の1曲と言えるだろう。これらの曲が上位争いにどう影響を与えるのか。来週のチャートもぜひご覧ください。

Green Hill Music Chart 2021 第36節結果

2021シーズン第36節(7月26日~8月1)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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   また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ ここ最近、木曜日までにブログを更新出来ない場合が多くなっていますが、今後は統一して金曜日にブログを更新する予定とします(主に配信での金曜リリースに対応できるため)。ツイッターではなるべく水曜日までに、HPは木曜日までに更新予定ですので、早くご覧になりたい方はそちらをご覧ください。

 それでは第36節の結果です。

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2021 Round 36 Result

 BTS「Permission to Dance」がダウンロードでポイントを落としたもののリードを守り切り3週連続1位。アメリカのBillboard Hot 100では「Butter」が再び首位となっているが、日本では新曲の方が勢いがありそうだ。

 今週はベスト3に変動無し。「竜とそばかすの姫」主題歌「U」はポイントを維持。「三原色」はダウンロードで1Pt.落としたが3位をキープ。ただ今週は全体的に水準(売上数、再生数)が落ちており、順位変動が起こりやすい状況にはなっている。そんな中「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」がダウンロードで再浮上しトップ10復帰。「怪物」は英詞版となる「Monster」のリリースで合算されダウンロードでポイントを獲得している。

 今週初登場は6曲。ドラマ「#家族募集します」主題歌の「でっかい愛」が4位。ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」主題歌の「アカリ」が6位(シングルCDは9月8日リリース)。ミュージカル「刀剣乱舞」五周年記念公演で披露された「壽歌(ほぎうた)」が11位。THE ALFEE70枚目のシングルが16位。ドラマ「プロミス・シンデレラ」主題歌の「HADASHi NO STEP」が19位(シングルCDは9月8日リリース)。ゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」4周年記念楽曲が21位に入った。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-36

 今週トップ10ではSixTONESが7位に後退。なおSixTONESは来週シングルリリースを控えている。ランクアップではジャニーズWESTが100Pt.を超え18位に浮上。星野源も22位まで順位を伸ばしてきました。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週、新譜ではTHE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!がダウンロードでも好調で思わぬ波乱が起こる可能性も。チャート上位では登り調子の「Cry Baby」が上位に迫る中間状況となっている。今週不動だったベスト3に変動はあるのか? 来週のチャートもぜひご覧ください。

Green Hill Music Chart 2021 第35節結果

2021シーズン第35節(7月19日~7月25)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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   また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ ここ最近、木曜日までにブログを更新出来ない場合が多くなっていますが、今後は統一して金曜日にブログを更新する予定とします(主に配信での金曜リリースに対応できるため)。ツイッターではなるべく水曜日までに、HPは木曜日までに更新予定ですので、早くご覧になりたい方はそちらをご覧ください。

 それでは第35節の結果です。

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2021 Round 35 Result

 BTS「Permission to Dance」がポイントを維持し2週勝ち抜き。さすがにダウンロード数、ストリーミング回数は落ちているものの、それでもダウンロード、ストリーミングの順位を落とさず逃げ切った。

 「竜とそばかすの姫」主題歌「U」がストリーミングでポイントを獲得し2位まで浮上。ストリーミングでも結果が出て、ここから軌道に乗るか。前節2~5位は一歩ずつ後退。「三原色」はストリーミングでポイントを失い、「Butter」、「Cry Baby」はダウンロードでポイントを失っている。「HELLO HELLO」はルックアップで同じジャニーズ事務所KinKi Kidsを振り切り10Pt.をキープした。

 そのKinKi Kidsを含め今週初登場は5曲。「竜とそばかすの姫」挿入歌「心のそばに」が12位。超特急の新曲が14位だが、これはLINE MUSICでの再生回数キャンペーンによる影響が大半を占めている模様。オーディション「THE FIRST」テーマ曲が15位。「プロジェクトセカイ」から「potatoになっていく」がダウンロードでポイントを獲得した。なお20位に再登場した「怪物」の英詞版「Monster」が30日からリリースされている。またKing & Princeがアルバムリリースの影響で2曲が再登場となった。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-35

 今週はトップ10に変動無し。20位までで見てもジャニーズWESTが18位から21位に下がった以外は変動無しと穏やかな週となった。なおそのジャニーズWESTは今週シングルCDをリリースしている。

 

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

  さて来週も上位を脅かす新曲は不在。BTSと「竜とそばかすの姫」主題歌、更に「Monster」との合算になる「怪物」がどこまで上がってくるか。来週のチャートもお見逃しなく。