Green Hill Music Chart 2021 第45節結果

2021シーズン第45節(9月27日~10月3日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

amano-yuuki.hatenablog.jp

※ 来季となる2022年度では、このリカレント・ルールに対し、更にポイント軽減を加える予定です。詳細は追ってお伝えします。

 

 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

amano-yuuki.hatenablog.jp

  それでは第45節の結果です。

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2021 Round 45 Result

 back numberの「水平線」と新曲「黄色」が15Pt.で同点。最終的には売上と再生数のポイントによるContactの順位差により「水平線」が首位返り咲きとなった。「水平線」はダウンロードで2つ順位を伸ばし5度目の週間首位獲得。一方「黄色」は月曜日から配信、水曜日にCDをリリースし3要素全てでポイントを獲得。これは第32節で米津玄師「Pale Blue」が記録して以来となる。

 「Cry Baby」は1つずつポイントを落とし順位も一歩後退。前節首位の「Permission to Dance」は4位と上位で粘れた。

 「黄色」以外に新曲は6曲。「にじさんじ」のヴァーチャルライバー葛葉の「コントレイル」がダウンロードで1位を獲得し5位。アニメ「ラブライブ! スーパースター!!」第6話挿入歌の「常夏☆サンシャイン」が11位。宮本浩次桜井和寿による「東京協奏曲」が16位。AKB481年半ぶりのシングルCDリリースとなった「根も葉もRumor」が18位。こちらも11ヶ月ぶりとなったaiko「食べた愛」が21位となった。なお7位初登場のINIは例によりLINE MUSICでのキャンペーンの影響が強くヒットしているとは言い難い。Billboard Japanも来季に向け何らかの対策を講じるだろう。また今週はアルバムをリリースした影響でSnow Manが3曲チャートイン。「鬼滅の刃 無限列車編」のテレビ放送とシングルCDのレンタル開始もあり、LiSAが2曲再登場となっている。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-45

 トップ10では今週30Pt.をマークしたback numberがトップ10入り。9位Snow Manとは差がありますが、どこまで詰められるでしょうか。そしていよいよ1位YOASOBIと2位BTSの差が僅かになってきました。今季第23節でランキング1位となったYOASOBIですが、来週遂に陥落となってしまうのか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週だが、メンバーはやや小粒な感がある。シングルCDではKing & Prince、ダウンロードではBE:FIRSTが中心になりそうだが、首位争いまでには至らなさそうだ。ワンツーを決めたback numberが来週も優位に立つのか。そしてアーティストランキングでBTSが1位に立つのか。来週もぜひご覧ください。

Green Hill Music Chart 2021 第44節結果

2021シーズン第44節(9月20日~9月26日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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※ 来季となる2022年度では、このリカレント・ルールに対し、更にポイント軽減を加える予定です。詳細は追ってお伝えします。

 

 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ Billboard Japan Hot 100は9月8日発表分からラジオルックアップツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。

  それでは第44節の結果です。

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2021 Round 44 Result

 BTS「Permission to Dance」が前節9位から再浮上し首位獲得。これは国連総会でのスピーチと議場を使ったMVの公開が影響しているものと見られ、ダウンロードとストリーミングで盛り返し7週間ぶり5度目の首位獲得となった。

 「Cry Baby」はダウンロードとストリーミングで1つずつ順位を落としたが2位をキープ。「大正浪漫」も3位を維持だが、ストリーミングでポイントを獲得し獲得ポイントは前節を上回っている。4週連続1位だった「水平線」はダウンロードで順位を3つ落とし4位に後退。シングルCDがリリースされた「君に𠮟られた」はルックアップ1位。ダウンロードでもポイント圏内に残り1つ順位を上げた。

 初登場は7曲。イギリスのロックバンドColdPlayBTSのコラボ曲となった「My Universe」が6位。ゲーム「あんさんぶるスターズ!」のKnightsがダウンロードで2曲がチャートイン。シングルCDは2年2ヶ月ぶりとなったポルノグラフィティが10位。超特急がストリーミングでポイントを獲得も、前作同様LINE MUSICでのキャンペーンが大半のためハリボテ感が強い。平手友梨奈の配信シングルが15位。優里の新曲が17位に入った。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-44

 トップ10に変動無し。ヒゲダンは昨年のポイントを失っているものの、現状稼いでいるポイントでその減少分をカバーしており、順位がキープ出来ている状態となっています。

 上位ではback numberが11位に、乃木坂46が24位に浮上。Hey!Say!JUMPは1つ順位を上げましたが、Grand Prixのワイルド・カード争いのためには更に加点が必要となります(ここから昨年分の減少があるため)。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はback number「黄色」がCD発売前に配信を開始しており好調な推移を見せている。また「ラブライブ!スーパースター」の「常夏☆サンシャイン」もダウンロードで上位進出が見込め、ルックアップ次第では上位に食い込んできそうだ。そして土曜日から配信が始まったB'z「UNITE」が2日間でどこまでダウンロードで上がってくるか。いよいよシーズンも終盤。見逃せない戦いがつづきますのでお見逃しなく。

 

 

お知らせ(1):

 アルバムチャートの年間チャンピオンが今週の結果をもって決定しました。

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2021 Album chart

 YOASOBI「THE BOOK」が2位米津玄師「STRAY SHEEP」に186Pt.差を付け逆転が不可能となったため、9週を残してチャンピオンが決定となりました(ダウンロード部門もチャンピオン決定)。なお「STRAY SHEEP」もこれで年間2位が確定です。昨年の3位につづき、2年連続での年間ベスト3入りとなります。

 

お知らせ(2):

 先週発表しました「Green Hill Music Grand Prix 2021」の新たな選考要素について、一部選考枠を変更しました。

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Green Hill Music Chart 2021 第43節結果

2021シーズン第43節(9月13日~9月19日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ Billboard Japan Hot 100は9月8日発表分からラジオルックアップツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。

  それでは第43節の結果です。

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2021 Round 43 Result

 back number「水平線」とOfficial髭男dism「Cry Baby」が16Pt.で並んだものの、3要素での売上、再生数を基にした総合ポイントを示すContactの順位差で、「水平線」が辛くも首位を守り4週連続1位となった。ただいったん上位から後退した「Cry Baby」が再び首位争いまで戻ってきたのは驚異的と言える。

 今週複数要素でポイントを獲得したのは「水平線」と「Cry Baby」のみ。これにより大量28曲がポイントを獲得する縦長の展開となった。その中で初登場は6曲。YOASOBIの新曲「大正浪漫」がダウンロードで1位となり3位スタート。来週以降ストリーミングの順位が付いてくるかどうか。ドラマ「ただ離婚してないだけ」主題歌の「Fear」はルックアップ1位で4位。今週リリースのシングルから先行配信となった「君に𠮟られた」が6位。山下智久にとって初の配信シングルとなった「Beautiful World」が16位。ドラマ「ハコヅメ〜たたかう!交番女子」主題歌の「Ordinary days」はリリース10週目で初のチャートイン。ゲーム「グランブルーファンタジー」より「燦然世界」が26位に入った。またCDリリース2週目でルックアップのポイントを得た「アカリ」と、アルバムリリースによりダウンロードでポイント圏内に戻した「Soulコブラツイスト〜魂の悶」がチャート復帰を果たしている。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-43

 今週はトップ10に変動は無し。上位では12位のback numberが11位の菅田将暉に接近。来週順位が入れ替わるでしょうか?

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。 2021.9.25 update

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週、現在のところ上位を狙える推移を見せているのが「あんさんぶるスターズ」のKnights。ダウンロードで上位が狙える状況で、ルックアップ次第では思わぬ結果が待っているかもしれない。今週初登場したYOASOBI「大正浪漫」がストリーミングでどれだけの順位を取るかで首位争いも動くだろう。back numberは強敵YOASOBIを前に首位の座を守り抜けるのか。来週のチャートもぜひご覧ください。

 

お知らせ(1):

 今季の年間表彰「Green Hill Music Grand Prix 2021」の新たな選考要素について発表しました。今季はこの記事でも発表している「Green Hill Music Chart」の部門別上位も選出権が与えられるようになりました。

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お知らせ(2):

 Billboard Japan公式にお問い合わせをしたところ、今季2021年度の年間ランキングは12月1日発表分までの53週間分とする事を明かしました。従いまして当「Green Hill Music Chart」も今季は53節まで行います。

 またアーティストランキングに関しては、今季最終節(第53節)から来季第51節までは53週間分のポイントでのランキングとし、来季最終節で今季第52節と第53節の2週間分のポイントを抹消します。

2021シーズン 年間表彰の選考要素について(変更)

 毎度「“”ブログ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

 3月1日時点で「今季の上半期・年間表彰の選考要素」についてお知らせしましたが、当時から状況が変わり選考方法の変更をせざるを得ない状況となりましたのでお知らせいたします。

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 当初の先行要素を発表した直後、3月3日発表分のBillboard Japanチャートにおいてポイント換算の変更がなされ、6月2日発表分ではCD売上に対する係数処理(一定数量以上の週間売上があった際のポイント減算処置)の適用下限の変更。更に先日9月8日発表分ではラジオ、ルックアップ、ツイートのポイント換算が変更されました。

 これにより今年度に入りBillboard Japan Hot 100の8つの要素ほとんどに対し(カラオケだけは不明)テコ入れがなされ、変更前と変更後では異なるポイント換算により年間ランキングが構成される形となりました(Billboard Japanの場合は単一要素でも単純な売上、再生数ではなく、そこから換算されたポイントで順位付けされる)。

 これにより同じ売上、再生数でもポイント換算の変更前、変更後で異なるポイントとなってしまい、公平性を欠く年間ランキングとなってしまいます。その点を是正するために今回に限り年間表彰の選考要素を変更する事となりました。

 

 当初の選考基準(赤文字は今季からの変更点

Green Hill Music Awards

Top Artist (1組)新設

 

Billboard JAPAN

Hot100 (3組)※
Single CD Look Up (3組)
Download Songs (3組)
Streaming Songs (3組)


Hot Albums (2組)※
Album CD Look Up (1組)

 

Green Hill Music Chart
2021 Season Hit 100 (2組)発売日は問わない
Artists 50 (3組→2組

※ CDセールスによるポイントランキングの順位を総合チャートで上回った曲が対象(同数の場合はルックアップの順位が同数以上が条件)。シングルCD表題曲以外の楽曲、CD発売の無いアルバムは無条件で選出。

 

変更後の選考基準(当初発表から変更しました)

Green Hill Music Awards (新設・各1組、ただし昨年以前にGrand Prixに選出された作品は除く)

Top Artist (第1シード扱い)

Top Song

Top Download Song

Top Streaming Song

Top Album

 

Billboard JAPAN

Hot100 (3組→2組)※
Single CD Look Up (3組→2組
Download Songs (3組→1組2組
Streaming Songs (3組→1組2組


Hot Albums (2組→1組)※
Album CD Look Up (1組)

 

Green Hill Music Chart

Season Hit 100 (2組)発売日は問わない

Season Hit Album 1001組
Artists 50 (3組→2組

 

 今回緊急的な措置としてGreen Hill Music Chartの部門別年間ランキングを採用し、各部門から1枠、Billboard Japanの枠から移し替えました。またHot 100、Hot Albumsも1枠を移し替え、それぞれGreen Hill Music ChartのSeason Hit 100、Season Hit Albums 100に振り替えます。また来季以降もBillboard Japanの仕様変更が多くなった場合は、同様の措置を検討します。

 

 果たしてどのようなメンバーが年末選ばれるのか。皆様お楽しみに。

Green Hill Music Chart 2021 第42節結果

2021シーズン第42節(9月6日~9月12日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ Billboard Japan Hot 100は9月8日発表分からラジオルックアップツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。

 

 お知らせ:

 9月16日に9月8日発表のBillboard Japan Hot 100に訂正が入りました。Official髭男dism「アポトーシス」のストリーミング回数が追加され、YOASOBI「三原色」と順位が入れ替わりました。

 これによる前節の順位変更、およびポイントの変更を施した上でのランキングとなります(変更箇所は下図緑の部分)。予めご了承ください。

www.billboard-japan.com

 

 それでは第42節の結果です。

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2021 Round 42 Result

 back number「水平線」がダウンロードで順位を上げ前節以上のポイントを獲得し首位の座をキープ。これで3週連続1位となった。ただ「Cry Baby」もダウンロードで順位を伸ばし2位をキープと両者相譲らずの展開となった。なお「Cry Baby」は今週のポイントで年間暫定8位とベスト10入りを果たした。

 KAT-TUNの新曲「We Just Go Hard feat.AK-69」は今回もCDと音楽配信の同時リリース。ダウンロードでは5位に入ったものの、ダウンロード数は前作の半分以下、ストリーミングは300位以内にも進出できず配信では苦戦した。「HADASHi NO STEP」はシングルCDのリリースとドラマがクライマックスに差し掛かっているのもあり、ダウンロードで首位を獲得。ただ今週のダウンロードは1位でも1万に至らずレベルの低い争いとなっていた。

 KAT-TUN以外に初登場は5曲。ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」からストレイライトが10位。「あんさんぶるスターズ!!」のALKALOIDとValkyrieのコラボ曲がダウンロードでポイントを獲得し12位。アニメ「僕のヒーローアカデミア」オープニング・テーマの「Merry-Go-Round」が18位。ゲームゲーム「アサルトリリィ Last Bullet」主題歌が27位。

 そして「ヨワネハキ」が24位に初登場。この曲は5月にリリースされた曲だが、TikTokで人気に火が付き8月には「THE FIRST TAKE」にも登場。ストリーミング12位とハーフポイントながら今週初登場となり、今後の動きが注目される。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-42

 トップ10ではNiziUが5位に後退。6位SixTONESとは差がありますが、来週以降も昨年分のポイントが削減されるため、差は詰まっていくでしょう。そして1位YOASOBIと2位BTSの差が縮まっています。お互い昨年のポイントが減っている状態ですが、BTSは削減分を補填出来ているものの、YOASOBIは取り返しきれていないため、このままでいくと逆転の可能性があります。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はそのYOASOBIの新曲「大正浪漫」が登場。水曜日リリースのためストリーミングでの順位はまだ付かないものの、ダウンロードでは早速結果を出してきそうだ。また来週リリースのシングルCDから乃木坂46「君に叱られた」が先行配信され、こちらも順位争いに加わりそうだ。2強に割って入る存在は現れるのか。来週のチャートもぜひご覧ください。

Green Hill Music Chart 2021 第41節結果

2021シーズン第41節(8月30日~9月5日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

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 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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※ Billboard Japan Hot 100は今週発表分からラジオルックアップツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。

 

 それでは第41節の結果です。

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2021 Round 41 Result

※ 9月16日にBillboard Japan Hot 100に訂正が入りました。Official髭男dism「アポトーシス」のストリーミング回数が追加され、YOASOBI「三原色」と順位が入れ替わりました。

 これにより「アポトーシス」は獲得ポイントが5Pt.(DL4Pt. + St. 1Pt.)となり15位に繰り上がり。「三原色」は0.5Pt.となりますが、順位に変更はありません。

 

 back number「水平線」がストリーミングで首位を獲得。ダウンロードでは順位を落としたもののリードを守り切り2週勝ち抜き。今週のストリーミングは1位から3位までが3,757回差と僅差で、back numberは中間(水曜日時点)では3位だったものの、そこから逆転して週間1位を獲得。この勢いを維持できるだろうか。

 「Cry Baby」が再浮上で2位まで復帰。またしても首位争いに加わりそうな勢いを見せている。今週複数要素でトップ10入りをしたのはこの2曲だけで、27位までがポイント獲得と縦長の展開となった。なお5位の「Butter」が今週のポイントで年間暫定5位に浮上している。

 初登場は9曲。うち4曲はReoNaの楽曲となっているが、これは先日リリースされたゲーム「月姫 -A piece of blue glass moon-」の主題歌、挿入歌となっている。このゲームは2000年の冬コミに完全版が同人サークル時代のType Moonからリリースされ、のちにテレビアニメ化もされた同人ゲーム業界でも伝説的な作品として知られており、今回20年半の時を経てコンシューマ版としてリメイクされた。ゲーム自体も14万本を超える売上を記録しており、人気の高さを示す結果となっている。ReoNa自身も今週だけで18.5Pt.を獲得。一気にGrand Prix選出圏内に進出してきそうだ。

 その他の新曲は、日産スタジアムでの無観客ライブ後にリリースされた「燃えよ」が6位。今月発売のアルバムからの先行リリースとなる「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が9位。ドラマ「痴情の接吻」主題歌の「夏と君のうた」が10位。山田孝之と愛笑むとのコラボ曲となった「来鳥江」(読み:らいちょうえ)が11位。シングルCDは通販限定でのリリースとなった「Just」が21位となった。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-41

 今週はトップ10に変動は無し。来週以降NiziUが大きくポイントを落とすため、優里が4位に上がる見込みとなっています。

 今週17Pt.のback numberが13位、14Pt.の藤井風が15位に上昇。18.5Pt.を稼いだReoNaは前節の93位タイから47位まで浮上してきました。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

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 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はKAT-TUNが再びCDと配信の同時リリースを慣行。前作はあと一歩のところで週間首位を逃したが、今回はどうなるか。それ以外では前節の上位争いが引き続き行われるものと見られる。KAT-TUNが波乱を呼び起こすのか。来週のチャートもぜひご覧ください。

 

お知らせ:

 上記にもあります通り、今週発表のBillboard Japan Hot 100で今季3度目となるマイナーチェンジ(ポイント換算の変更)が行われました。これにより今季に入りほぼ全ての要素においてテコ入れが行われたものとなり、変更前と変更後では同じ売上、再生数でも得られるポイントが異なり、それが年間ランキングにそのまま反映されます(Billboard Japanは売上、再生数では無く、そこから換算したポイントで順位が付けられている)。

 その場合における不公平性を考慮し、今季の年間表彰にあたるGreen Hill Music Grand Prix 2021では当初予定していた選考基準を見直す事となりました。Twitterでは第39節終了時点での暫定選出者を公開しましたが、これによりメンバーが大幅に入れ替わる可能性もあります。

 見直し後の選考基準については追って(今月中には)お知らせいたします。今年の音楽界の総決算となる「Green Hill Music Grand Prix 2021」もどうぞお楽しみに。

Green Hill Music Chart 2021 第40節結果

2021シーズン第40節(8月23日~8月29日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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 それでは第40節の結果です。

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2021 Round 40 Result

 back number「水平線」がダウンロード、ストリーミング共に順位を伸ばし登場3週目で首位獲得に成功。MVのみ公開されていた時期からの人気曲で、カラオケランキングでは昨年末から100位以内に進出。今週はいよいよトップ10に食い込み今季終盤の注目曲となりそうだ(↓リンク参照)。

www.billboard-japan.com

 ここ最近のテレビ出演により息を吹き返した「ドライフラワー」がストリーミングでポイント圏内まで再浮上しポイントを獲得。一気に2位まで順位を戻してきた。年間争いでは2位「Dynamite」に64Pt.差まで広げ、決定的な差になりつつある。「Permission to Dance」はポイントを維持し3週連続3位。年間では14位まで上がってきており、まだまだ順位を上げてきそうだ。「Cry Baby」は前節失ったダウンロードのポイントを取り戻し4位まで上昇。こちらは現在年間12位となっている。ただ今週のダウンロードチャートは10位で5,000DLを下回っており(4,371DL)、かなり水準が低い状態になっている。

 初登場は4曲と、ここ数週と比べると少な目。ドラマ「准教授・高槻彰良の推察 season1」主題歌の「群青ランナウェイ」が5位。アニメ「ラブライブ!スーパースター!!」挿入歌の「未来予報ハレルヤ!」が10位。Liella!にとってこの8Pt.はGrand Prix進出に向け、大きなポイントとなりそうだ。「うたの☆プリンスさまっ♪」11周年記念盤が16位。ドラマ「緊急取調室」主題歌の「LITMUS」が20位。配信開始からは3週目だが、先週シングルCDがリリースされた影響での上昇のようだ。

 なお前節首位の「Shining One」は12位まで後退。案の定キャンペーン効果が切れて伸びを失い、本来動きの少ないストリーミングで15位まで後退。MV再生数は依然として高いものの、脆さを露呈する結果となってしまった。また同じくストリーミングでポイントを得ていた「イヤフォン・ライオット」は今週ストリーミングで300位以内にも入れず、人気の無さを暗に示す結果となってしまった。以前の超特急「CARNAVAL」にも言えるが、LINE MUSICでの再生回数キャンペーンがここまで全体の順位に影響するようであれば、Billboard Japanもオリコンも、集計対象とし続けるべきかを検討するべきだろう(同様のキャンペーンはRakuten Musicでも展開されているが、こちらは現状規模は小さい)。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-40

 トップ10では米津玄師が10位に後退。12位に後退したあいみょんと共に、向こう数週間で失うポイントが多いだけに、両者とも今後順位をおとしていきそうです。

 今週19Pt.を獲得したback numberが15位と続伸。13位King & Princeまではポイントが近く、11位菅田将暉までどれだけ近づけるかと言ったところか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週は、かつてテレビアニメ化までされた伝説の同人ゲーム「月姫」のリメイク版が先日リリースされ、そのサウンドトラックからReoNaの主題歌、挿入歌が登場。ゲームの売れ行きも好調で、楽曲も目下ダウンロードでは上位を独占しており、大量ポイントの可能性もあるだろう。これに月曜リリースの桑田佳祐「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」がどこまで食い下がれるか。首位争いはダウンロードの順位がカギを握りそうだ。来週のチャートもお見逃しなく。