WCCF・第22回全国大会優勝チーム分析

 11月最後の大会となる第22回大会。ここでも驚きの展開になってしまった。

決勝
スクランブル・オレンG(中四国ブロック・火曜日優勝)vsハイラックスDLL(中四国ブロック・土曜日優勝)

 激闘の末、中四国勢同士の決勝戦となった。同じ地区から勝ち上がったチーム同士の決勝戦は今までもあったが、なんとこの2チームは、同じゲームセンターであるセガワールド南国から勝ち上がったチームなのである(前者の監督は第20回大会にも出場している)。同じゲームセンターから2チームの代表を出し、その2チームが決勝で合い見える。先週同様、まさに前代未聞の展開である。そして優勝は、

スクランブル・オレンG
先発
GK ペリッツォーリ(New)
DF アンドラーデ ネスタ(キラ) レグロッターリエ プジョル(キラ) シミッチ(New)
MF デ・ロッシ マレスカ ロッベン(キラ)
FW レコバ(キラ) ファン・ニステルローイ(キラ)
控え
DF デ・ヨング(New)
MF バローネ(New) ブラージ
FW ミテア(New) ディ・バイオ(New)

 フォーメーションは4-3-3。シミッチがプジョルの前でサイド攻撃を未然に防ぐ役。ロッベンのサイド攻撃と共に中央突破も仕掛け、中央に位置したマレスカが攻撃を組み立てる。
 私見も含むが、レグロッターリエはここまで優勝したチームのうち6チームが使っているが、先発で使っているのは見たことがないような気がする。能力は高いのだが連携にやや難があるだけに控えに回されているのだろうが、これは使いこなした一つの例になるような感じがする。能力だけではなくチームの連携ももちろん重要なファクターの一つ。いかにして選手の能力を引き出すか、それは監督であるプレイヤー次第である。

P.S. デ・ヨングって、ナイジェル・デ・ヨングアヤックス・DF)とヨン・デ・ヨング(PSV・FW)がいるんだけど、見分けって付くの?