2020シーズン第30節（６月15日～６月21日）結果
今季からGreen Hill Music Chartは大幅リニューアルを行い、Billboard JAPAN Hot 100のチャート要素であるルックアップ（推定CD稼働）に加え、ダウンロード、ストリーミングの週間チャートを取り入れ３要素の週間ランキングを元に順位付けします。なお、各要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。
それでは、第30節の結果です。
４週連続首位だった「紅蓮華」から新たに週間首位の座に立ったのは「裸の心」。当初５月13日リリースだったが、コロナ禍の影響に加え主題歌となっているドラマ「私の家政夫ナギサさん」の放送延期（７月７日から放送開始）もありCDの発売が延期となっていた。CDのリリースに合わせ配信要素は順位が上がり、ストリーミングでは初のトップ10入り。ルックアップでも３位に入り週間首位を獲得した。なお今季ここまで30週間の中で首位を獲得した曲は「裸の心」で６曲目となる。
「夜を駆ける」はダウンロードで１つ順位を下げたが２位をキープ。「紅蓮華」はダウンロードとルックアップで２つずつ順位を落とし首位陥落。「香水」はダウンロードで３つ順位を落としベスト３から後退した。
初登場は５曲。乃木坂46の配信限定シングル「世界中の隣人よ」がダウンロードで１位を獲得し初登場７位。数字はCD売上と比べるとかなり低いがCD売上以外でもきっちり結果を残した。「KANZAI BOYA」は５月５日リリース予定からこの週に延期。ただ前節「Mazy Night」の非常に高いルックアップが影響しルックアップ１位を逃す結果に。内容は悪くなかったが相手が悪かったか。「折り合い」はバナナマンのラジオ番組で日村の誕生日プレゼントとして披露された曲。金曜日リリースながらダウンロードでは６位に。「Stay Gold」は同じく金曜日リリースだったが、アメリカ時間に合わせてのリリースだったためやや不利を受けてしまったようだ。「Milk」はツアー中止を受けて制作された曲で５月22日のＭステで初披露された曲だった。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました（ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記）
トップ10ではFoorinがポイントを失い１つ順位を落としました。なお順位を上げたRADWIMPSは、昨年「天気の子」関連で得たポイントを第34節から失いはじめます。また３位King Gnuと４位LiSAのポイント差が縮まっており、来週には順位が入れ替わるかもしれません。
それ以外ではYOASOBIが11位、King & Princeが13位に浮上。50位以内ではBTS、KinKi Kidsもそれぞれ順位を上げています。
全ての結果につきましては、こちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はCDの発売延期で配信先行となったSEKAI NO OWARIが登場。平昌冬季五輪中継主題歌となった「サザンカ」以来２年４ヶ月のシングルCDとなるが、ダウンロードでは週間１位を獲得しており状態は良さそうだ。今週はCDでジャニーズWEST、配信では先行配信となるTwenty★Twentyがリリースし、ジャニーズ勢が違う手段で同じ週に２作をリリースする異例の展開となっている。これがどうチャートに影響するか。また配信勢ではNissyも上位に食い込んできそうだ。果たして来週はどのような結果となるのか。どうぞお楽しみに。
お知らせ：
毎年恒例となっております今季の上半期表彰「Green Hill Music Camp 2020」を今週末開催いたします。明日金曜日は期待の若手とそれに負けずに奮戦したベテランによる「Green Hill Music Trial 2020」。そして土曜日には今季上半期を彩った20組が集結する「Green Hill Music Camp 2020」本戦をお送りします。また日曜日には年末に発表予定の年間表彰「Green Hill Music Grand Prix 2020」の上半期終了時点暫定選出者を発表します。上半期終了時点でどのような紅白20組が顔を並べるのか。こちらもどうぞお楽しみに。
