2020シーズン第39節(8月17日~8月23日)結果
今季からGreen Hill Music Chartは大幅リニューアルを行い、Billboard JAPAN Hot 100のチャート要素であるルックアップ(推定CD稼働)に加え、ダウンロード、ストリーミングの週間チャートを取り入れ3要素の週間チャートを元に順位付けします。なお、各要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。
それでは、第39節の結果です。
YOASOBI「夜に駆ける」が「感電」との同点決着を制し1週間で首位の座を取り戻した。首位争いは「感電」がダウンロードでの順位を1つ落とす形となり、3要素の合計指数(Contact)により勝敗が決した。「夜に駆ける」はこれで年間暫定でも5位に浮上。4位「白日」までは145Pt.あり、残り13週で逆転は難しいが、どこまで迫れるか。
「香水」はダウンロードで2つ順位を落としたがベスト3をキープ。こちらも年間6位「馬と鹿」に接近しつつある。4位にはBTSの新曲「Dynamite」が初登場。金曜日のアメリカ東部時間合わせでリリースされたため、日本の週間チャートでの売上部分の集計期間は2日と11時間しかなかったものの、それでもダウンロード2位、ストリーミング7位と一気に数字を伸ばしてきた。その「Dynamite」をダウンロードで上回ったのが欅坂46としてのラストシングルとなる「誰がその鐘を鳴らすのか?」。こちらも金曜日にリリースされたが旧譜を一気に追い抜きダウンロードで1位となった。
その他今週は新曲が7曲初登場。「Re:LIVE」はルックアップで首位を逃したものの、これは「関ジャニアプリ」によりCDを繰り返し聞く必要が無くなった弊害と見られる。なおルックアップで1位になったのは「HELLO」。3週目だが高い稼働を維持している。ダウンロード勢での初登場は「公私混同」「愛錠」「One Mic feat. KREVA」の3曲。ちなみにLiSAは今週も月曜日に「マコトシヤカ」を10月リリースのアルバムから先行配信させている。ルックアップでの初登場は「Dazzling White Town」。アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」に登場する函館のスクールアイドルユニットSaint Snowの単独名義による1stシングルとなる。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)
今週はトップ10に変動は無し。Snow Manは2つ順位を上げたものの、これはFoorin、菅田将暉が昨年のポイントを失っての上昇となる。今シーズンも今週で第3四半期が終了。最終的にどのような年間ランキングとなるか。
全ての結果につきましては、こちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週は先日、思わぬ形でこの世を去った三浦春馬の遺作となるシングルが登場。先行配信の時点で結果を残しており、ここでどれだけの結果が出るか。CDリリース勢はJO1とAqoursが登場。デビュー戦でまずまず結果を残したJO1は、ここでも着実にポイントを重ねたいところだろう。いよいよシーズンも終盤戦に突入。年間ランキングの上位は大勢決している感があるものの、ここから先でどのような動きがあるかにも注目したい。来週のチャートも、ぜひご覧ください。