【Preview】Green Hill Music Grand Prix 2020

 当ブログの年末恒例企画「Green Hill Music Grand Prix 2020」の発表が近づいてまいりました。今回はエアコミケ2との連動開催となりますため、はじめてこのGrand Prixをご覧になる方もいるかと思います。そこで今回は「Green Hill Music Grand Prix 2020」の事前特集を行っていきたいと思います。

 

 「Green Hill Music Grand Prix」は当ブログでYahoo!ブログ時代の2007年からスタートした年間表彰です。当初は毎週このブログでもお伝えしていますGreen Hill Music Chartの年間上位に加え、オリコン年間ランキング上位、更にベストヒット歌謡祭、日本有線大賞の最優秀新人賞、および大賞(グランプリ)受賞者を加えたメンバーで男女別に20組、計40組を選出する紅白歌合戦方式の表彰となります。以降、選考基準をその度に見直し、今年はGreen Hill Music Chartが大幅にリニューアルされた事もあり、今まであった「その年のうちに1曲出せば実績枠で選ばれる」と言う概念が無くなり、より年間を通じたヒットが求められる選考となりました。

 

 それでは、その選考内容をご案内いたします。

【年間チャート選出】

※ 各年間チャートはBillboard Japanのものを参考とする。また歌手毎に各要素最上位の曲を代表曲とする

※ CDシングルの表題曲、もしくはリードナンバーの場合、Hot 100の順位がCD売上ポイントの順位を上回っている事が条件。同数の場合はルックアップの順位がCD売上ポイントの順位以上が条件

 Billboard Japanのシングル総合チャートであるHot 100年間上位からの選出。ただし、CD売上でゴリ押ししている曲については除外となります。

  • Billboard Japan Single CD Look Up 上位(3組

 Billboard Japan Hot 100の要素であるダウンロード売上ストリーミング回数、およびルックアップ(CD稼働数)の年間上位から各3組ずつを選出。なおルックアップの年間チャートはCHART insightの有料会員のみが閲覧可能な部分となるため、ここでは非公表とする。

※ Hot Albumsの順位がCD売上ポイントの順位を上回っている事が条件。同数の場合はルックアップの順位がCD売上ポイントの順位以上が条件

  • Billboard Japan Album CD Look Up 上位(1組

 アルバムからはアルバム総合チャートであるHot AlbumsとアルバムCDのルックアップから選出。昨年はここにアルバムの(バンドル)ダウンロード売上が含まれていましたが、市場規模の縮小と影響力の小ささを考慮して今年から選考内容から除外し、Hot Albumsからの選出を2組に増枠した。

 

 以上、年間チャートからは15組が選出される。

 

Green Hill Music Chartからの選出】

  残り5つの枠をかけた争いは、当ブログで毎週発表しているGreen Hill Music Chartの年間ランキングから選出される。

※ 2020年シーズン中にリリースした曲が対象となる(ページでは曲名・歌手名が黄色で表示されている) 

  曲別の年間ランキングとなるSeason Hit 100から上位2組、歌手別の年間ランキングとなるArtists 50から3組が選出され、計5組が「ワイルド・カード」として選出される。

 

  こうして選出された紅白20組が一堂に会します。

 

 そして、発表はワイルド・カードから登場し、年間チャート上位、そして複数の要素で年間チャート上位に入った歌手が後に登場する形となり、選出曲が複数になる場合もあります。最後の紅白2組ずつは「四天王」。トリ、大トリは「総大将」として扱います。総大将になるにはアルバムでの結果も求められ、昨年は紅組があいみょん、白組はback numberが総大将でした。

 発表は前半・後半2日間に渡り、Twitterで両日11:00から10分おきに速報(休憩あり)、16:30にこのブログで当日発表分をまとめて発表します。

 

 果たして今年選ばれた紅白40組は? そして四天王、総大将は? 史上初の大晦日を含めた開催となる「Green Hill Music Grand Prix 2020」。CDJの中止で暇をしている方も、レコード大賞紅白歌合戦のノミネートに満足していない方も、また日頃音楽にまったく触れていない人も、今年1年の総決算。ぜひ、お楽しみいただければと思います。