Green Hill Music Chart 2021 第9節結果

2021シーズン第9節(1月18日~1月24日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください(微妙に更新しました)。

amano-yuuki.hatenablog.jp

  また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードストリーミングルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 それでは第9節の結果です。

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2021 Round 9 Result

 LiSA「炎」がダウンロードで1つ順位を落としたものの、ストリーミングとルックアップは順位を維持し、遂に15週連続1位を達成。年間ポイントでは早くも2位「虹」に100Pt.の差を付けて独走状態となっている。果たしてどこまで勝ち進むのか、誰がこの連勝を止めるのか。

 先週のMステにインタビュー出演したAdoの「うっせぇわ」がリリース14週目にして初登場。しかも一気にダウンロード1位、ストリーミング5位まで順位を伸ばし2位に付けた。来週以降どれだけ順位を維持出来るか。「夜に駆ける」はポイントを維持し3位キープ。「Dynamite」はストリーミング1位を奪われダウンロードも順位を落とした。更に来週以降はリカレント・ルールによりダウンロードも5位以内が求められ、現状の7位ではポイントを獲得出来なくなる。「ドライフラワー」、「怪物」は順位を落としたもののポイントは前節から1Pt.増と状態は上向き。「Grandeur」はしっかりルックアップの10Pt.を確保。Contactではストリーミング勢を抑え1位となっている。なおSnow Manは前作「KISSIN' MY LIPS」もポイントを伸ばしている。

 初登場は6曲、「うっせぇわ」、「Grandeur」以外では「優しい彗星」が11位。この曲は「怪物」との両A面シングルとして3月24日にCDでもリリースされる。「僕は僕を好きになる」は今週リリースのシングルCDからの先行配信。「VIVID VICE」は「呪術廻戦」主題歌。こちらも2月17日リリースのシングルCDからの先行配信。そしてRoseliaのシングルCDがハーフポイントを獲得する形でチャートインとなった。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-9

 トップ10ではSixTONESが10位に後退。今週4Pt.を獲得したものの、昨年のポイントが失われはじめ順位を落としました。

 表外では今週2位のAdoが50位に初登場。ここからどこまで順位を上げられるでしょうか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週は、今週いきなり2位に初登場した「うっせぇわ」がどれだけポイントを維持出来るか。ポイントを伸ばしながら今週順位を落とした「ドライフラワー」は木曜日のスッキリに生出演し効果が表れ始めている。CDリリース勢では「僕は僕を好きになる」がルックアップ以外でどれだけポイントを獲得出来るか。打倒「炎」の包囲網はどこまで追い詰められるか。来週のチャートもぜひご覧ください。