2021シーズン第16節(3月8日~3月14日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
【重要】 今月からポイント換算が変更されています。推定値についてはリンク先を参考にしてください。
それでは第16節の結果です。
チャートリニューアル後、初となる初登場曲による首位争いとなり、宇多田ヒカル「One Last Kiss」とKAT-TUN「Roar」が同点での争いに。最終的にはアドバンテージとなるContactの順位で宇多田ヒカルが初登場1位となった。先週月曜日に公開されたアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」主題歌として、当初公開予定だった1月にリリース予定だったが、映画の公開延期に併せこの曲のリリースも延期となっていた。CDはアルバム扱いでルックアップの対象外となったもののダウンロード1位、ストリーミング3位と好成績で初登場1位となった。なお同じEP盤に収録されている「Beautiful World (Da Capo Version)」もダウンロード4位で9位に初登場となっている。
一方僅差で首位を逃したKAT-TUNだが、ジャニーズ勢としては初となるCD、デジタル同時リリースを慣行。ダウンロードでも3位となったが週末は息切れしており翌週の急落は避けられないか。なおストリーミングでは100位以内に入れず(300位以内には入っている)厳しい結果となってしまった。同時にデジタルリリースされた「Flashback」はダウンロード6位で13位に初登場。こちらはストリーミングで300位以内にも入れず課題を残す結果となった。
前節のベスト3は2ランクずつ後退。「ドライフラワー」はダウンロードで1Pt.ダウン。「うっせぇわ」はストリーミングで3Pt.ダウン。「勿忘」はダウンロードで3Pt.ダウンとなった。ストリーミングでポイントを落とした「うっせぇわ」が息切れ気味か?
宇多田ヒカル、KAT-TUN以外にも2曲が初登場。UVERworldは映画「ブレイブ-群青戦記-」主題歌がルックアップで4位に入り10位。6年ぶりの新曲リリースとなった浜田省吾「この新しい朝に」は土曜日リリースながらダウンロードで7位に入り17位に入った。なお今週は現在年間暫定4位の「虹」が脱落している。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
今週はトップ10に変動無し。優里はシングルCDでリリースした「インフィニティ」がポイント圏内に入れなかったものの16Pt.を獲得し12位に浮上。獲得ポイントは200Pt.を超えた。Adoも14Pt.を獲得し16位に浮上。こちらも獲得ポイントは150Pt.に達した。今週首位を獲得した宇多田ヒカルは25Pt.を獲得し26位に。23Pt.を獲得したKAT-TUNは42位に再登場となった。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はシングルCDに目立った新譜は無く谷間の週となりそうだ。ダウンロードでは先日ようやく配信が始まったゲーム「ウマ娘」関連の楽曲が並んでおりダークホース化している。映画もヒットしている宇多田ヒカルが首位の座を守るのか。それとも思わぬ波乱があるのか。来週のチャートもぜひご覧ください。
お知らせ:
今月末3月28日に大崎駅南改札前で行われます「おもしろ同人誌バザール10」に当サークルが参加します。前回リリース出来なかった「早押しクイズ」の本と、出来ればCDTV終了に伴う「ヒットチャートとは?」的な本を出す予定です。GWに開催予定だったコミケが年末に延期となり、上半期のサークル活動はここだけとなりそうですので、皆様のお越しをお待ちしております。