2021シーズン第25節(5月10日~5月16日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
PC故障により更新が大幅に遅れました。それでは先週分第25節の結果です。
YOASOBI「もう少しだけ」がダウンロード1位、ストリーミング4位に入り初登場で首位を獲得。初登場1位は宇多田ヒカル「One Last Kiss」が達成して以来今季2曲目となった。今年度の「めざましテレビ」テーマソングとなっているこの曲は月曜日(10日)に解禁され1週間をフルに使えたため、ストリーミングでも高い順位を記録した。
「怪物」が2位をキープしYOASOBIが1位、2位を独占。「きらり」、「Cry baby」はストリーミングでポイントを伸ばしランクアップ。前節首位を取り返した「ドライフラワー」は4位に後退。「ネガティブファイター」はしっかりとルックアップで10Pt.をマークした。
初登場は他に4曲。9日にリリースされたZORN「家庭の事情」が実質2週目でポイント獲得。TWICEのニューシングル「Kura Kura」が14位。アニメ「蜘蛛ですが、なにか?」後期主題歌の「Bursty Greedy Spider」が17位。ゲーム「Fate/Grand Order」から「私の銀河」が22位に入った。また「NEW ERA」が8週ぶりにルックアップでトップ10入り。ただこれで通算20週目のトップ10となったため、来週からは5位以内がポイント獲得条件となる。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではBTSが4位に浮上。Official髭男dismはBTSを上回る13Pt.をマークしましたが、失った昨年分のポイントが大きく逆転を許しました。また優里が7位に浮上。SixTONESとの差も大きくなく、逆転の可能性があるでしょう。
それ以下では藤井風が37位に浮上。昨年はアルバムで結果を残していましたが、単曲でのリリースでも結果が出てきており、今後が楽しみな存在です。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が先週分のチャートでした。
さて今週のチャートは早くも今季上半期最終週(の予定)。注目は金曜日にリリースされたBTSの新曲「Butter」。今週のチャートには週末3日間分のみ反映されるが、それでもかなりの勢いが見られておりいきなり上位の可能性もある。また火曜日にリリースされたBUMP OF CHICKENの新曲も好調でこちらも上位入りは有力。この2曲が上位争いをどう動かすか。今週もお見逃しなく。