2021シーズン第32節(6月28日~7月4日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第32節の結果です。
米津玄師「Pale Blue」がダウンロードとストリーミングで2Pt.ずつ失ったものの、レンタルが解禁されルックアップで1Pt.回復させ首位をキープ。これで4週連続首位となった。ただその1Pt.が無ければ逆転を許していただけに微妙な勝負だったと言える。なお登場5週目だが、早くも累計100Pt.を超えた。
2位には「夜に駆ける」が再登場。これは英詞版となる「Into The Night」がリリースされ、Billboard Japanでは『原曲の言語違い』であるため、売上・再生数が合算されたための再登場となる。YOASOBIは今週初登場した「三原色」の英詞版「RGB」を来週16日にリリースすると発表しており、同様に合算集計される見込みだ。
「Butter」は今週のポイントで年間暫定10位に浮上。同じくBTSの「Dynamite」は今週「炎」を上回り、年間暫定2位に浮上している。4位キープの「怪物」はルックアップが2Pt.増え、前節より獲得ポイントを伸ばしている。「BURN」はきっちりルックアップで10Pt.を確保した。
今週の初登場は7曲と多め。「キセキ結び」は先月25日にリリースされ、初動は300位圏外だったが2週目に大きく順位を伸ばした。「DREAMY COLOR」は毎年リリースされている会員権付CDに収録されている曲。「ポリゴンウェイヴ」は9月からAmazon Prime Videoで配信が開始される「The Masked Singer」日本版テーマ曲。「Be Free」はSKY-HI(日高光啓)が主催するオーディション「THE FIRST」での課題曲。今週も月曜日に「Move On」がリリースされている。THE RAMPAGEは前作ポイントを逃していたが、今回はポイントを獲得した。
なお「Cry Baby」が6週ぶりにトップ10復帰。一度はチャートから姿を消したが、ここに来て状態を上げてきている。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
今週はトップ10に変動無し。2位LiSAと3位BTSの差が詰まりつつあり、近々順位が入れ替わりそうです。また7位Official髭男dismと8位米津玄師は来週にも逆転する見込みとなっています。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はNiziU「Super Summer」、BTS「Permission to Dance」、ENHYPEN「Given-Taken」とK-POP勢が大挙参戦。ENHYPENは日本で初のシングルCDのリリースとなるが、現状CD売上以外の部分で不安が残るだけに苦戦する可能性もあるだろう。米津玄師を止めるのはBTSかNiziUか、それとも…。来週のチャートもぜひご覧ください。