2021シーズン第39節(8月16日~8月22日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第39節の結果です。
SKY-HI(日高光啓)主催によるボーイズグループ発掘オーディション「THE FIRST」により誕生した7人組ユニット、BE:FIRSTのプレデビュー曲「Shining One」がダウンロード1位、ストリーミングでも2位に入り初登場1位を記録。初登場1位は第26節にBTS「Butter」が記録して以来今季4曲目となる。ただダウンロードもストリーミングも多くの配信業者でキャンペーンが行われていたため、これが無くなった後でどれだけ上位に残れるか。今週の時点で評価するのはまだ早いだろう。
13日に突如リリースされた「水平線」が2週目にストリーミングで順位を伸ばし2位まで浮上。ダウンロードの順位も維持し、好調を維持しているようだ。「Permission to Dance」は3位のままだが、ダウンロードでポイントを取り戻した。
「U」はシングルCDがリリースされルックアップでもポイントを獲得し5位まで再浮上。その他初登場は7曲。JO1のシングルCD「STRANGER」から「REAL」が6位。back numberのファンクラブ限定で発売された「女王の猿」が18位。週末に放送された24時間テレビのチャリティー・ソングとしてリリースされた「歌を歌おう」が20位。ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のアルストロメリアが21位。小説「老人と海」をモチーフとした同名曲が23位。ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーによる「STAY」がリリース7週目でポイントを獲得。久々の洋楽曲チャートインとなった。そして25位にはGLAYのニューシングルがチャートインした。
なお前節首位の「Cry Baby」はアルバムリリースの影響もあってか一気に10位まで後退。ただ「アポトーシス」は順位を伸ばしており明暗が分かれた感がある。また「ドライフラワー」がチャート復帰。年間1位に向けて大きな8Pt.を手に入れた。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
今週はトップ10に変動無し。先週お伝えした通り、今週から昨年のBTS「Dynamite」分のポイントが引かれ始めている。YOASOBIを含め昨年分の引かれたポイントと今年のポイントがほぼ相殺する形となっているため、上位2組のポイントはあまり変動が無い状態が続きそうだ。
今週19Pt.を稼いだback numberは3つ順位を上げ19位まで浮上。やはり人気の高いところを見せつけました。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はややメンバーが低調に見える。今週上位に入った面々による争いが続くだろう。初登場1位になったBE:FIRSTには真価が問われる展開となりそうだ。果たして来週はどう変わるのか。ぜひご覧ください。