2021シーズン第44節(9月20日~9月26日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
※ 来季となる2022年度では、このリカレント・ルールに対し、更にポイント軽減を加える予定です。詳細は追ってお伝えします。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
※ Billboard Japan Hot 100は9月8日発表分からラジオ、ルックアップ、ツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。
それでは第44節の結果です。
BTS「Permission to Dance」が前節9位から再浮上し首位獲得。これは国連総会でのスピーチと議場を使ったMVの公開が影響しているものと見られ、ダウンロードとストリーミングで盛り返し7週間ぶり5度目の首位獲得となった。
「Cry Baby」はダウンロードとストリーミングで1つずつ順位を落としたが2位をキープ。「大正浪漫」も3位を維持だが、ストリーミングでポイントを獲得し獲得ポイントは前節を上回っている。4週連続1位だった「水平線」はダウンロードで順位を3つ落とし4位に後退。シングルCDがリリースされた「君に𠮟られた」はルックアップ1位。ダウンロードでもポイント圏内に残り1つ順位を上げた。
初登場は7曲。イギリスのロックバンドColdPlayとBTSのコラボ曲となった「My Universe」が6位。ゲーム「あんさんぶるスターズ!」のKnightsがダウンロードで2曲がチャートイン。シングルCDは2年2ヶ月ぶりとなったポルノグラフィティが10位。超特急がストリーミングでポイントを獲得も、前作同様LINE MUSICでのキャンペーンが大半のためハリボテ感が強い。平手友梨奈の配信シングルが15位。優里の新曲が17位に入った。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10に変動無し。ヒゲダンは昨年のポイントを失っているものの、現状稼いでいるポイントでその減少分をカバーしており、順位がキープ出来ている状態となっています。
上位ではback numberが11位に、乃木坂46が24位に浮上。Hey!Say!JUMPは1つ順位を上げましたが、Grand Prixのワイルド・カード争いのためには更に加点が必要となります(ここから昨年分の減少があるため)。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はback number「黄色」がCD発売前に配信を開始しており好調な推移を見せている。また「ラブライブ!スーパースター」の「常夏☆サンシャイン」もダウンロードで上位進出が見込め、ルックアップ次第では上位に食い込んできそうだ。そして土曜日から配信が始まったB'z「UNITE」が2日間でどこまでダウンロードで上がってくるか。いよいよシーズンも終盤。見逃せない戦いがつづきますのでお見逃しなく。
お知らせ(1):
アルバムチャートの年間チャンピオンが今週の結果をもって決定しました。
YOASOBI「THE BOOK」が2位米津玄師「STRAY SHEEP」に186Pt.差を付け逆転が不可能となったため、9週を残してチャンピオンが決定となりました(ダウンロード部門もチャンピオン決定)。なお「STRAY SHEEP」もこれで年間2位が確定です。昨年の3位につづき、2年連続での年間ベスト3入りとなります。
お知らせ(2):
先週発表しました「Green Hill Music Grand Prix 2021」の新たな選考要素について、一部選考枠を変更しました。