2021シーズン第45節(9月27日~10月3日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
※ 来季となる2022年度では、このリカレント・ルールに対し、更にポイント軽減を加える予定です。詳細は追ってお伝えします。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第45節の結果です。
back numberの「水平線」と新曲「黄色」が15Pt.で同点。最終的には売上と再生数のポイントによるContactの順位差により「水平線」が首位返り咲きとなった。「水平線」はダウンロードで2つ順位を伸ばし5度目の週間首位獲得。一方「黄色」は月曜日から配信、水曜日にCDをリリースし3要素全てでポイントを獲得。これは第32節で米津玄師「Pale Blue」が記録して以来となる。
「Cry Baby」は1つずつポイントを落とし順位も一歩後退。前節首位の「Permission to Dance」は4位と上位で粘れた。
「黄色」以外に新曲は6曲。「にじさんじ」のヴァーチャルライバー葛葉の「コントレイル」がダウンロードで1位を獲得し5位。アニメ「ラブライブ! スーパースター!!」第6話挿入歌の「常夏☆サンシャイン」が11位。宮本浩次と桜井和寿による「東京協奏曲」が16位。AKB481年半ぶりのシングルCDリリースとなった「根も葉もRumor」が18位。こちらも11ヶ月ぶりとなったaiko「食べた愛」が21位となった。なお7位初登場のINIは例によりLINE MUSICでのキャンペーンの影響が強くヒットしているとは言い難い。Billboard Japanも来季に向け何らかの対策を講じるだろう。また今週はアルバムをリリースした影響でSnow Manが3曲チャートイン。「鬼滅の刃 無限列車編」のテレビ放送とシングルCDのレンタル開始もあり、LiSAが2曲再登場となっている。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10では今週30Pt.をマークしたback numberがトップ10入り。9位Snow Manとは差がありますが、どこまで詰められるでしょうか。そしていよいよ1位YOASOBIと2位BTSの差が僅かになってきました。今季第23節でランキング1位となったYOASOBIですが、来週遂に陥落となってしまうのか。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週だが、メンバーはやや小粒な感がある。シングルCDではKing & Prince、ダウンロードではBE:FIRSTが中心になりそうだが、首位争いまでには至らなさそうだ。ワンツーを決めたback numberが来週も優位に立つのか。そしてアーティストランキングでBTSが1位に立つのか。来週もぜひご覧ください。