2023シーズン開幕週第1節(11月28日~12月4日)結果
既報通り、ルックアップ(CD稼働数)の要素が廃止されたため、今季はルックアップに代わりMV再生数の週間チャートがポイント対象となります。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、MV再生数の要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは2023年シーズン開幕週となる第1節の結果です。まずは11位以下を発表します(配色をリニューアルしました)。
※ 同点の際の順位決定方法をHot 100での順位を参照する方式に変更しました。従いまして、当初発表のものから若干順位が入れ替わっておりますのでご了承ください。
今週は26曲がポイントを獲得。なお今週に限り、ポイント対象の変更に伴いポイント上昇の赤文字表示は行っておりません。
実質の初登場は6曲。アニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」エンディング曲「第ゼロ感」が12位。ドラマ「PICU 小児集中治療室」主題歌「倶(とも)に」が17位、アニメ「チェンソーマン」第1話エンディング曲「first death」が19位。アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」エンディング曲「なにが悪い」が21位。3日に放送された「THE MUSIC DAY」で約20年ぶりに復活したブラック・ビスケッツの「Timing〜タイミング〜」が配信リリースされ24位。元々は1998年にリリースされた曲で約148万枚(オリコン調べ)の売上を記録している。ボカロP、かいりきベアの「ダーリンダンス」が公開から約3ヶ月で急浮上しポイント圏内に乗せてきた。なおBillboard Japanでは今週からニコニコ動画でのデータを基にした「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」をスタートさせている(上記「ダーリンダンス」は19位)。
Billboard JAPAN、新チャート“ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”をスタート https://t.co/nKG96DgpJy pic.twitter.com/vkmW2ebXw5
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2022年12月5日
またMV再生数がチャート要素となったため、アニメ「チェンソーマン」第7話エンディング曲「ちゅ、多様性。」と、TikTokでも人気の高い「スターマイン」が今週初登場となっている。
つづきましてトップ10の発表です。
前節21位の「あのバンド」がダウンロードで順位を伸ばしトップ10入り。「ぼっち・ざ・ろっく!」が好調な推移を見せている。
実質の初登場は2曲。8月にリリースされたアルバムから「Milli-Billi」のSpecial Dance Performanceが30日に公開され今週初登場で10位。自身初のクリスマスソングとなった「クリスマスイブ」が6位に入った。またMV再生数がチャート要素となったため、こちらもTikTokで人気の高い「ichiban」が8位に入った。
首位争いはルックアップからMV再生数にチャート要素が代わってもベスト3の顔触れに変化なし。むしろMV再生数により加点が増す結果となった。結果は「Subtitle」が「KICK BACK」を再逆転し4週ぶり3度目の首位獲得。現状シングルCD化の予定が無い「Subtitle」にとっては、このチャート要素変更はプラスの面に働きそうだ。しかし「KICK BACK」も追走しており、年末年始からシーズン序盤にかけてポイントを積み重ねていきそうだ。
それでは今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではSnow Manが5位に後退。前節までルックアップでのポイントがあったため昨季の減少分を補えたものの、それを失い後退してしまった。ただ代わって4位に上がったAimerも、来週から「残響散歌」のポイントが減り始めるため、上位は混沌としそうだ。
40位以内で自力で順位を上げたのはRADWIMPSのみ。果たしてルックアップからMV再生数に代わって、このランキングがどう動くのか。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第1節のチャートでした。2023年シーズンもどうぞごひいきに。