Green Hill Music Chart 2023 第27節結果

2023シーズン第27節(5月29日~6月4日)結果

 

 このチャートで用いているBillboard JapanのダウンロードストリーミングMV再生数の要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

amano-yuuki.hatenablog.jp

※ 2023年度下半期に入るにあたり、ルールやポイント換算率が変更されたアナウンスはありませんでした。

 

 それでは第27節の結果です。まずは11位以下を発表します。

2023 Round 27 Result

 今週は25曲がポイントを獲得。「こっから」と「オトナブルー」がMV再生数で順位を上げたが、大きくポイントを伸ばした曲はここにはいなかった。

 今週初登場は6曲と多め。実況グループ「TOP4」の4人による「フォーマンセル」が11位。メンバー岩田剛典自身が出演しているCMソングにもなっている「Hand in Hand」が15位。アルバム「★★★★★(5-STAR)」のタイトルナンバー「S-Class」が18位。広島サミット応援ソング「アビが鳴く」が19位に入った。

 

 つづきましてトップ10の発表です。

2023 Round 27 Top 10

 シングルCDがリリースされた影響もあり、「コイコガレ」がダウンロードで一気に順位を上げトップ10入り。ただこの現象は、シングルCDがリリースされるまで配信されている事実を知っていなかった人が多かった可能性もあり(さすがにチャート対策では無いと思われる)、CDの販売を中心としていた日本のビジネスモデルの弊害となっている恐れがある。

 初登場は2曲。21日にリリースされるメンバー脱退後初のシングルとなる「なにもの」が6位。この曲はドラマ「だが、情熱はある」第8話以降からエンディング曲として使用されている。またドラマ「あなたがしてくれなくても」主題歌「Stray Hearts」が5位に入った。この曲は5月26日にリリースされているため、Billboard JapanではiTunes類推分として集計されたようだ(この場合はアメリカからデータを取り寄せるため、集計期間が国際基準である金曜日~木曜日の括りになる)。

 上位争いは4位まで前節から変わらず。「アイドル」は今週も2週連続5度目のパーフェクト達成となり、8週連続1位となった。なおこの曲は6月10日付のBillboard Global Excl. USチャートにおいて、登場6週目にして首位を獲得。英詞版「Idol」のリリースが後押しした結果となっている。このチャートはアメリカ圏を除く世界中のダウンロード売上とストリーミング回数を集計して本家アメリカのビルボードが発表しているチャートで、日本語曲が首位を獲得するのはこれが初となるアメリカ圏を含むチャートでは9位

 

 では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

Artist Ranking 23-27

 トップ10ではKing & Princeが3位に浮上。米津玄師が5位に、SEKAI NO OWARIが11位後退しました。また来週以降、Adoが昨年のポイントを減らし始めるため、上位は混沌とした状態になりそうです。

 

 その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が第27節の結果でした。来週もぜひご覧ください。