Green Hill Music Chart 2024 第33節結果

 このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロードオーディオストリーミングビデオストリーミングの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

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 それでは第33節の結果です。まずは11位以下を発表します。

2024 Round 33 Result

 今週は24曲がポイントを獲得。「青と夏」は「コロンブス」がMVの問題でテレビ番組で披露できなくなり代わりに歌われた場面もあったが、昨年も同時期にオーディオストリーミングでトップ10入りしており、夏の定番ソングとしての一面もあるようだ。

 ここでの初登場は2曲。昨年2月以来の新曲となった「Ocean」が17位。アニメ「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」主題歌「Sign」が20位に入った(CDは8月28日リリース)。

 

 つづきましてトップ10の発表です。

2024 Round 33 Top 10

 「幾億光年」はビデオストリーミングでポイントを取り戻しトップ10復帰。これでシーズン獲得ポイントが300を超えた。

 トップ10の初登場も2曲。アニメ「しかのこのこのここしたんたん」主題歌「シカ色デイズ」が8位。この曲はTikTok Weeklyで初登場1位、オーディオストリーミングでもアニソンでは珍しく初週で300位圏内に入っており、思わぬヒットを予感させる。先週末公開された映画「キングダム 大将軍の帰還」主題歌「Delusion:All」がダウンロードで1位となり7位に入った。

 ベスト3はいずれも前節からポイントを伸ばしてきており、「夢幻」はビデオストリーミング、「ファタール」はストリーミング2種で順位を伸ばし今週ベスト3に食い込んだ。しかしそれを押さえたのが「ライラック」。今週はダウンロードで順位を伸ばし3週ぶり2度目の首位獲得となった。

 なお前節首位の「Hush-Hush」はご覧いただいたように今週ノーポイントでランク外に消えている。前節首位の曲が翌週チャートアウトしたのは今季初で、昨季も例が無い。チャートの仕様上、前節の首位である事には違い無いが、果たしてその首位に意味は有っただろうか? あえて厳しい言葉を投げかけるが、あまりにハリボテでは無いだろうか。

 

 では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

Artist Ranking 24-33

 今週はトップ10のみならず、20位まで見ても変動無し。次節開始時点で現在12位のNumber_iが10位に浮上するものの、ランキングはやや膠着状態か。

 

 その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が第33節の結果でした。来週のチャートもぜひご覧ください。