このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、オーディオストリーミング、ビデオストリーミングの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第46節の結果です。まずは11位以下を発表です。
今週は27曲がポイントを獲得。大混戦の前節からポイントを伸ばしたのは、ビデオストリーミングで順位を上げた「GOAT」のみと、先週指摘した水準の低下により、低調なチャートとなっている可能性がある。
初登場は今週も多く6曲。来月発売のミニアルバムより「NEW LOOK」が11位。この曲は2008年に安室奈美恵がリリースしたシングル「60s 70s 80s」に収録されている曲をカバーしたものとなる。アニメ「チ。 ―地球の運動について―」エンディング曲「アポリア」が12位。アニメ「神之塔 -Tower of God- 工房戦」主題歌「NIGHT」が15位、同アニメエンディング曲「Falling Up」も23位にチャートイン。映画「あたしの!」主題歌「Break of Dawn」が16位タイ。今年6月の「2024 FESTA」(BTSデビュー日の記念イベント)で2番の歌詞が追加された「Super Tuna (Extended ver.)」が18位に入った。
つづきましてトップ10の発表です。
ここもビデオストリーミングで順位を上げた3曲が前節からポイントを伸ばした。この中でも「モエチャッカファイア」はビデオストリーミングで初の1位となっている。
トップ10での初登場は2曲。朝ドラ「おむすび」主題歌「イルミネーション」が5位に入った。
前節まで5週連続1位だった「はいよろこんで」が3位に後退。その下4位には、TikTokから話題となった現役高校生AKASAKIの「Bunny Girl」が初登場。今後台風の目になりそうな勢いとなっている。そして首位争いは前節初登場した2曲による競り合いとなり、「オトノケ」が「Same Blue」を下し新たな1位となった。ただ「オトノケ」は現時点でMVが公開されておらず、「BBBB」と同様にMV公開まで伸び悩む可能性もある(「Same Blue」はMV公開済)。混戦となるか抜け出すのか。今後の展開に注目したい。
では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではこっちのけんとが2つ順位を上げ8位に浮上。また9位のKing Gnuが2つ順位を落とし、米津玄師が代わって10位に浮上した。なお3位YOASOBI、4位Ado共に最終節までに200Pt.近くを失うため、新曲次第ではあるが、現状では順位の維持は難しいと見られる(tuki.も「晩餐歌」のポイントを49節から失い始める)。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第46節の結果でした。来週のチャートもぜひご覧ください。