WCCF・第32回全国大会優勝チーム分析

 レギュレーションがU-R5に変更され、黒カードも使えるようになったのはいいが、一番の問題はカードコストということになるだろう。自由なメンバーを組むことが出来、勝って当たり前のチームを作るのだから成績不振なんてもってのほかだ。モチベーションを上げるイベントも発生しづらく常に緊張感のあるプレーが要求される。そうやって日本一のチームを作らないといけないのである。
 さて、U-R5に変わって2回目の大会。今回の優勝チームは、

スクリュー・ドライバー(東海ブロック・月曜優勝)
先発
GK ブッフォン(黒)
DF マルディーニ(黒) F.カンナヴァロ(黒) ネスタ(黒) テュラム(黒)
MF ユーゴヴィッチ(キラ) デシャン(キラ) ネドヴェド(黒)
FW マンチーニ(キラ) ヴィアッリ(キラ) ラヴァネッリ(キラ)
控え
DF トゥーレ ゼビナ アンドラーデ
FW レジェス サハ

 フォーメーションは3-4-3。DFはイタリア代表、ボランチにはテュラムを含めたフランスのワイパーディフェンスが用いられている。スタメンを黒とキラで固めており、今回のレギュレーションにぴったり合った形となっている。前回大会にも参戦していたが3回戦で敗退。今回は見事立て直し頂点に上り詰めた。
 注目したいのは控えにMFがいないと言う点だ。スタミナ面はさほど問題無さそうなMF陣だが、今回の全国大会では2度選手交代があった(ネドヴェドレジェスデシャン→トゥーレ)。選手の相性を重視したためだと思われ、決勝では負傷交代と一番心配される出来事があったが、なんとか攻撃を凌ぎきり決勝点をたたき出すことが出来た。適材適所で選手を選ぶか、相性で選手を選ぶか。今回は後者がいい結果を生み出したが、これが有効手段となるのか。今後の動向が気になるところだ。