WCCF・第33回全国大会優勝チーム分析

 現在行われているトリノオリンピックで日本選手は予想通り苦戦を強いられているが、実力差もさることながら、オリンピックと言う特別な大会のプレッシャーが、選手を押しつぶしているのだろう。シリーズ戦とは違い一発勝負の大舞台で力を発揮できるか。これは実力だけではなく、メンタル面、さらに運を味方につけなければならない。このJapan Winner's Champinoshipも同様だろう。
 さてオリンピックの最中となる第33回大会。その悠長チームは、

アキオファミリーC(九州ブロック・火曜優勝)
先発
GK ヂダ
DF アンドラーデ ベルゴミ(キラ) トゥーレ マルチェナ マテラッツィ ゼビナ
FW ロナウジーニョ(キラ) トッティ(キラ) ウェア(キラ) エトー(キラ)
控え
DF レグロッターリエ シルベストル アレックス
MF スタンコビッチ
FW ボナッツォーリ

 上の先発メンバーを見てピンと来た人もいると思うが、このチームはベガルタ・シンキチU-5と同様の3-4-3である。しかしそのチームと違うのはMFがスタメンに起用されていないと言う点である。トップ下をロナウジーニョにし、トッティを左、エトーを右に配置したシステムである。カウンター狙いで無いという点も強調すべきところだろう。また、U-R5のチームがひしめく中であえてU-5で挑み頂点を上り詰めた完成度の高いチームといえよう。
 今回のチームはMFを控えのスタンコビッチただ一人にしている。前回優勝チームもそうだがMFの重要性がこのバージョンにおいてどの程度のものか、今回のチームはU-5だったので守備重視にしているのだろうがスタミナやパスセンスなど、DFではなかなか難しい面も要求される。連携だけでは対処しきれない面をどうクリアするか。難しい課題である。