先週はF1、国内ではGTが開幕しましたが今週はインディです。過去最多の17戦で行われる今年のインディカーシリーズが間もなく開幕します。
今年の大きな変更点と言えばエタノール100%燃料を使用する点が挙げられる(昨年はメタノール90:エタノール10)。環境面の対策もそうだが、これによる対応として燃料タンクの縮小、排気量アップ(3.5リットル)がなされ、ピット戦略の流れも変わるだろう。
また冒頭でも触れたように今年は全17戦で行われる。オーバル以外のレースが5レース組まれ、これに対する対応も今まで以上のものになる。また9月9日が最終戦と言うタイトな日程は連戦続き。正念場となるのが6月24日のアイオアからの5連戦。新コースがこの中に2つあり、チャンピオン争いに大きく影響するものと思われる。
チャンピオン争いは昨年に引き続きペンスキーとチップ・ガナッシ勢か。しかしAGR以下、この2チームとの差は詰まりつつある。今年はより多くのドライバーが優勝争いに食い込んでもらいたいものである。
さて表題、今年AGRに移籍したD.パトリックに加え、S.フィッシャーも開幕戦から登場。しかもここに来て当初オーバルのみの契約だったのが一転、フル参戦となった。さらにもう一人、Grand-AMシリーズ(アメリカの耐久シリーズ)に参戦しているミルカ・デュノーが4月のカンザスから今季10戦の参戦を予定しているとのこと。カンザスはもてぎの翌週のため来日は期待できないが、また一人、速さを求める女性ドライバーが参戦することになりそうだ。この3人の対決も一つの注目点となるだろう。
今年もまた、最速の栄誉を掴むための戦いが、間もなく(日本時間午前1時~)始まろうとしています。