オリコン:06-07シーズン第33節結果と第34節展望

 第33節は東方神起とHey!Say!7が激しい首位争いを展開。デイリーチャートでは東方神起の4勝2敗だったものの、その2敗が大差負けだったがためにHey!Say!7に軍配が上がった。12.1万枚vs11.3万枚と、数字だけ見れば非常にレベルの高い争いに見えるが、共にタッチ会と握手会のチケット同封だったがために売り上げが吊り上げられたのは事実。彼らはCDを売っているのであろうか?付加価値の方が高いCDに、CDを付ける意味があるのか。これに携わった音楽関係者はこの出来事を恥として受け止めてもらいたい。
 今週は軒並み前作越えのアーティストが続出。Aqua Timezは自己記録を更新し初のベスト3入り。スピッツはノータイアップながら微減で済ませ4位。仮面ライダー電王のサントラシングルは人気の高さを見せ6位に。FLOWは前作2位だったものの実は微増の7位。一方Sound Horizonは前作比3倍強で8位に食い込んだ。きら☆ぴかはレベルの高い中9位と存在感をアピール。SS501が日本デビュー作で10位と健闘を見せた。なお、田村ゆかりは11位、CHEMISTRYは13位と言う結果となった。


 第34節は明けて8日リリースの曲が初登場の中心となる。第33節同様、波乱の展開も起こりうる注目週となりそうだ。

 本命は連勝を狙うタッキー&翼。醜いとも取られる後輩の争いがあったものの、繋がったバトンを更に翌週に受け渡したいところ。3種リリースと態勢的にも問題なく確実に数字を残したいところだ。

 これを追う2番手評価はUVERworld。前作も4位と連続でベスト5入りし、上位の常連となりつつある。ノータイアップでのリリースとなる今回は真価が問われるところだろう。

 前作V6をあと一歩のところまで追い詰め世間をあっと言わせた「らき☆すた」は主題歌リミックス盤をリリース。しかしリミックス盤と言う点に加え、コミケが近い、第38節(9月頭)にボーカル4人が個々にシングルを同時リリースすることもあり、あまりモチベーションが上がっていないようだ。この点を踏まえ3番手評価にとどめたが、場合によっては…は否定できないところだ。

 今シーズン初戦となるYUKIが上位のカギを握りそうだ。モーニング娘。誕生10周年記念隊も固定ファンの多さから上位は確実視。Every Little Thingは正念場。アニメタイアップのいきものがかりが好調。AKB48リア・ディゾンBUCK-TICKはこの争いに食い込むことが出来るか?


 展開一つで勝敗を左右しそうな予感漂う第34節。この荒波を征するのは誰だ?

オリコン
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