オリコン:06-07シーズン第35節結果と第36節展望

 第35節は小田和正が逆転で首位を獲得。自身としては奇しくも同じ月9主題歌収録の「Oh! Yeah!/ラブストーリーは突然に」以来、16年5ヶ月ぶりの首位獲得となった。また59歳11ヶ月での首位獲得は故・石原裕次郎氏の持っていた52歳7ヶ月の記録を更新する史上最高齢での首位獲得となった。気になる売り上げだが4.8万枚と、首位にしては物足りない数字だが、今回は記録の方が大きい意味を持つだろう。TOKIOはトップスタートのリードが僅かで、週末はイベントを開催し追い上げを計ったが及ばなかった。3位争いは僅差となったがavex移籍初戦の槇原敬之が、こちらも12年11ヶ月ぶりのベスト3入りを果たした。なお、アルバムでも徳永英明が15年10ヶ月ぶりの首位を獲得しており、暑い夏にベテラン勢が大奮闘する結果となった。
 首位争いに加わると思われたRSPはミュージック・ステーションに出演する週末まで苦戦を強いられ4位と、順位を1つ上げるにとどまった。mihimaru GTは数字を伸ばしての5位は評価できる。逆にザ・クロマニヨンズは数字を落とし8位。この2組は明暗が分かれる結果となった。先週ミリオンを達成した秋川雅史が6位に入り7週間ぶりにトップ10に復帰。最終的にどこまで数字を伸ばせるであろうか? なお、金曜発売だった堀江由衣は14位、「ネギま!?」の2枚は35位と37位と言う結果に終わった。


 第36節は明けて22日にリリースする曲が初登場の中心となる。お盆明けの今回はレベルの高い首位争いが期待される。

 前評判では桑田佳祐が実績の上でも1番手候補と見られていた。ところが桑田佳祐の調子がイマイチ良くなさそうだ。その隙をaikoが付けるかどうか。この両者の首位争いとなりそうだ。映画+CMソングとドラマ+ゲーム主題歌と、タイアップ効果も両者期待できるだけに激しい攻防となりそうだ。

 3番手には中島美嘉を挙げたい。前作はアルバム同時発売だっただけに伸び悩んだが、ここは巻き返し十分。ドラマ主題歌の効果もかなり期待できるだけに、3位確保は難しく無いだろう。

 4番手争いはRSPを含め激戦模様。東京事変吉井和哉水樹奈々がここに入るが、前者2組は来月にアルバムを控えており、水樹奈々は34節の田村ゆかりの下落による影響が懸念される。調子落ちをどれだけ防げるかがカギとなりそうだ。

 面白い存在になりそうなのが4年10ヶ月ぶりとなるthe brilliant green。同タイアップのFLOWが結果を残しているだけに、久々とは言え侮れない存在となりそうだ。あとアニメ関係では、島みやえい子に爆発の予感が漂っているとの情報もあり、両者の活躍によっては思わぬ結果を生み出す可能性も秘めている。


 各所で接戦となりそうな第36節。競り合いを征し上位に食い込むのは果たして?

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