第３６節は桑田佳祐がaikoに先行される苦しい展開だったものの、週末には逆転し９．３万枚で５連勝を達成。男性ソロアーティストが５連勝を達成したのは近藤真彦以来２５年ぶり２人目と言う記録も作り出した。その先行したaikoは週末に伸びを欠き結局２位に。テレビ出演量の差が出たと思われるが、７．６万枚はしっかりした支持層がいる証拠でもある。そしてドラマ主題歌の中島美嘉が自己タイ記録となる３位に入った。５．６万枚と売り上げも立派で今後も上位争いが期待できる。
苦戦が予想された水樹奈々だったが、結果的には前作より売り上げを伸ばしての４位。もちろん自己最高初動の更新で、今後も上位争いには顔を出してくることだろう。東京事変はこれに反してやや売り上げを落とす結果の５位。水樹奈々の強烈な補正に屈した形だろう。アルバムで人気を得た銀杏BOYZの1stシングルが６位。２．９万枚と順位以上に評価していい結果だろう。吉井和哉は前作比微減の９位。東京事変同様来月リリースのアルバムが影響したか。４年１０ヶ月ぶりとなったthe brilliant greenが１０位に入ったが、今週はここで１．８万枚と相変わらず１０位以内はレベルが高い結果となった。なお、島みやえい子は１０位に約８００枚差の１２位と惜敗した。
第３７節は明けて２９日リリースの曲が初登場の中心となる。いよいよ皆さんお待ちかねの「決戦」が幕を開ける。その主役は宇多田ヒカル、L'Arc-en-Ciel、EXILEの３組だ。
どうやら先行しそうなのはL'Arc-en-Cielのようだ。この３組の中では最近一番安定しており、ＣＭも以前から放送されておりアドバンテージがありそうだ。ここから連続リリースとなるだけに、初戦勝って波に乗りたいところだろう。
それを追うのがEXILE。この３組の中で唯一の２種リリースでL'Arc-en-Cielを追う展開となりそうだ。一応ドラマ主題歌だがあまり効果が期待できない分評価は低くなりがちだが、現状は宇多田ヒカルを上回っているようだ。
その宇多田ヒカルだが、前作の勢いを活かしきれていないようだ。確かにタイアップは強力そうに見えるが、それが必ずしもいい方向に向かうとは限らない。肝心の映画は今週末公開で初動にフルに影響しない分割引が必要だろう。
今週はこの３曲以外はそれ程のメンバーは出てきていない。トップ１０はここ数週高い水準となっているが、今週は一段落しそうだ。Sowelu,EXILE,DOBERMAN INCやパク・ヨンハ、INFINITY 16 welcomez MINMI,10-FEET、らき☆すた、らき☆ちゃんのシングルがこの１０位以内を巡る争いを展開しそうだ。
今期後半一の決戦となる第３７節。注目の結果をお見逃し無く。
オリコン
http://www.oricon.co.jp/
