第11節結果(上位も下位もレベルの高い決着。気になる部分を含め拡大版で)
1位 NEWS(デビュー8連勝)
23.0万枚は、KAT-TUN程ではないがやや補正が付いている。主題歌となる映画は今週末公開と言うことでタイアップ効果が無い中での争いとなったが、20万枚台をキープできたのは大きい。
2位 EXILE
タイアップを多く付けることが出来たのが功を奏し12.1万枚と、久々の10万枚突破となった。首位獲得は相手が悪かったものの、今シーズンも引き続き期待できる内容と言えるだろう。
なお、今日発表された第22回日本ゴールドディスク大賞で邦楽部門の大賞を見事受賞。これで07年の主要タイトルは全て違うアーティストが獲得することとなった。
第22回日本ゴールドディスク大賞の各部門受賞者・受賞作
http://www.riaj.or.jp/release/2008/gdlist_22th.html
3位 YUI
強力な映画番組の裏で4%台の視聴率を記録してしまったドラマ主題歌と言うことを考えれば、タイアップ効果によるマイナスは致し方が無いところ。連勝は止まったが8.2万枚はそれでも上出来だろう。
4位 青山テルマ feat. SoulJa
今週も4万枚以上を売り上げている。まだまだ勢いは衰えないか。
5位 ジェロ
なんと先週の売上を上回っている。こちらも引き続き上位進出への厚い壁となりそうだ。
6位 ℃-ute
昨年末の紅白歌合戦で披露された曲であるが、発売延期を経てリリースされた。先行シングルとは言え前作を上回ったのはプロモ活動が積極的だったからであろう。
7位 清水翔太
こちらも先週から数字を伸ばしている。ここまで前節からの生き残りは累積をどこまで伸ばせるかにも期待がかかる。
8位 DREAMS COME TRUE
既出アルバムからのリカットシングルで今回は大幅に数字を落としているが、それでも2.8万枚は普段この順位の数字ではない。ちなみに6位~8位はかなりの接戦となっている。
10位 AKB48
「春の祭典」騒動に始まり、「悪魔の握手会」と題したPVにも非難が集中。しかしそれでなお一層ファンが奮起したのか、握手会での大幅な買い注文で2.2万枚まで数字を伸ばしトップ10に滑り込んだ。
しかしなぜこのような真似をするに至ったのか? 推測でしかないが、紅白出場後の1月のシングルで思った程の伸びを見せなかったため(前々作は1.5万、前作は1.9万枚。ちなみにその前は2.6万枚だった)、陣営が焦ったのでは無いかと推測できる。この行為の原因が「紅白出場」にあるとすれば、何とも皮肉なものである。
11位 チャットモンチー
残念ながら2作ぶりのトップ10入りはならなかったものの、1.9万枚と言う数字は評価に値する結果。忘れず次回もチェックしておきたい。
13位 Superfly
ドラマ主題歌の効果てき面で、1.6万枚は普段ならトップ10入りしている数字である。月曜付けでも7位に入っており、これをきっかけにブレイク出来るか注目したい。
第12節展望(SMAPが早くも今期2戦目。中盤の争いも見ごたえあり)
(GP)はグランプリ出場アーティスト
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/53937108.html
SMAP(現在8連勝中)
前作は久々もあってか11.0万枚と数字を大幅に落とす結果となったが、今回はその数字をどこまで取り戻せるかに注目が集まる。後輩たちの活躍にも刺激を受けているだろう。
ORANGE RANGE
フジの土11枠主題歌であるが、状態面はやや良く無さそうだ。タイアップ効果はもちろん期待できるが、出遅れだけは気にしておきたい。
東方神起(YUNHO)
JUNSUは高レベル争いに巻き込まれ12位となったが、メンバーは総じて結果を残している。いわばトップ10レベルの指針的役割と見ていいだろう。
(GP)絢香
ここ最近は数字が伴っていないが、今回はタイアップがしっかり付いたため、ここは結果を残したい。ジェロや清水翔太を追いかける展開となるか。
GReeeeN
以前も書いた通り、伸び悩んでいる感があるがしっかりと結果は残している。スタートが多少良くなくても、週末にはしっかりと帳尻を合わせてくるだけに厄介な存在だ。
谷村新司
山口百恵の名曲「いい日旅立ち」をカバー。実は谷村新司自身、ここ最近は20位以内での推移が続いており、「犬」効果もあれば波乱の立役者ともなりえる。
Nico Nico Artists
日本発の動画投稿サイトとして有名な「ニコニコ動画」からの楽曲がCDリリース。ネット上でのムーブメントがどれだけの数字となって現れるか、一つの目安となりそうだ。
オリコンの結果は必ず正式な発表とご照合の上、ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp/
首位獲得予想枚数
SMAPの出足は前作とほぼ横ばいと言ったところ。前作はSMAP SHOPがあったためその後の伸びを見せたが今回はタイアップのドラマが日曜夜でタイアップ効果が出づらいため、数字を落とす(10万枚を割る)可能性が出てきた。
気になるのは2番手争い。上でも触れたようにORANGE RANGEが予想以上の不調で4.1万枚ペース。青山テルマの動き次第では2位も危うい展開となりそうです。
P.S.
先月28日に、全米ヒットチャートで有名なビルボードが日本でオリジナルランキングの発表を始め、第1回となる3月3日付で嵐が首位を獲得しました。これが日本の音楽界にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目したいところです。