パ・リーグは存亡をかけた戦いへ

 このブログでプロ野球のことについて触れるのは、果たしていつ以来だろうか。オリ・近の合併騒動以来、正直どーでもよくなったのだが、今年はそれ以来の危機が迫りそうな感じだ。

 北海道日本ハムファンには辛いかもしれないが、昨年の日本シリーズ第5戦を思い出して欲しい。中日の前に「完全」にやられた日ハムの姿は、今のパ・リーグを象徴する姿ではないだろうか。パ・リーグプレーオフを導入してからの3年間、プレーオフで勢いづいたパ・リーグ勢が日本シリーズセ・リーグを圧倒していたが、昨年はセ・リーグプレーオフを導入し、結果中日が日本ハムを圧倒したのである。もちろん、1度だけの結果ではあるが、あの「完全試合」を見る限りパ・リーグが「プレーオフと言う名の『ドーピング』により日本シリーズを強奪していた」と見られてもおかしくないと言える結果だろう。

 この状況は日本シリーズだけではない。オールスターにおいてもここ3年(6戦)、セ・リーグが勝ちっぱなしなのである(ここ5年で見ても04年に2勝しただけ)。唯一気を吐いているのが交流戦で、導入されてからの3年間パ・リーグ6球団トータルではセ・リーグに勝ち越しているが、もしこの「牙城」が崩されるようであれば、パ・リーグは存在そのものが問われかねない状況に陥るのではないだろうか。そうなれば、共存共栄など頭に無い協会の人間は、最悪パ・リーグを見捨てる(切り離す)ような行為を企てる可能性だって否定は出来ないだろう。

 昔は「人気のセ、実力のパ」とも言われていたが、昨今の(巨人中心の)改革によりパ・リーグはまさに危機的状態と言える。現場の人間とフロント、そしてファンは、果たしてこの危機感をどれだけ感じてシーズンに望んでいるのであろうか。せめてその打球音だけは、清々しいものでありますように…。


追記:
肝心なこと書くの忘れてた。関東圏では今年開幕戦の中継は無しです。TBSが深夜に放送するかと思っていたが、なんと横浜-巨人戦であることが判明。この点に関しては、Jリーグより扱いが悪いです。