F1とインディとNASCARと…

F1
 第3戦のバーレーンでは前2戦でリタイアしていたF.マッサが優勝。K.ライコネンも2位に入り、フェラーリは今期初の1・2フィニッシュ。選手権首位だったL.ハミルトンが13位となったため、昨季王者ライコネンがここで総合首位に立った。
 しかしなんと言ってもここまでBMWザウバーの好調さが目に付く。現在コンストラクターズ首位で、バーレーンの予選ではクビサがチーム初のPPを獲得するなど、まだ安定していない2強に割ってはいる形となっている。次のスペインからヨーロッパラウンドが始まるが、この3戦で出た修正点を洗い出し、この混戦を抜け出すのは、下位チームはBMWにどれだけ追いつくことが出来るか。

インディ
 第2戦はセントピーターズパークの市街地コース。オーバルの場合雨ではレースが行われないが、市街地コースとなれば話は別。それはマイアミで思うような走りが出来なかったチャンプ・カー勢にとっても同じことだった。予選ではW.パワー、J.ウィルソンが上位に付け、大雨の中行われた決勝では、開幕戦はクラッシュした車が間に合わず不戦となったG.レイホールが見事優勝。彼の父は86年にインディ500を制したB.レイホール。19歳と93日での優勝はインディ史上最年少記録。インディは合併により、また新たな2世ドライバーが脚光を浴びる結果となった。第3戦はもてぎとロングビーチでの分割開催となる。

NASCAR
 第7戦のテキサスではCarl Edwarsが今期3勝目をマークした。しかしそれでもランキングは4つ順位を上げまだ10位。勝ち負けがはっきりしているようではポイントは伸び悩むが、チェイスに入ればこの1勝は大きくなる。今後は成績を安定させ上位ランクに踏みとどまりたい。
 さて下位ではもう一つの争いが。先週の第6戦から予選落ち免除車が、昨年のランキング35位以内から、今シーズンのランキング35位以内に変更された(カーナンバー毎の順位が参考)。カップ戦のグリッドは43あるが、この免除が無ければ残り7~8の枠(歴代王者はシーズン6回まで予選落ち免除が出来る)を巡って予選を戦わなければならない。昨シーズンインディカーから移籍した Sam Hornish Jr.、Dario Franchittiの両者が現在この35位以下であり、厳しい予選を戦わなければならなくなっている(Dario Franchittiは第6戦で35位以下となり、第7戦は予選でタイムが出ず予選落ちとなってしまった)。まだまだ序盤なので挽回の余地があるうちにどうにかしたいところだ。