オリコン:2008年シーズン第32節結果と第33節展望

第32節結果(前作比増減だけで評価を下すには難しい。4位争いは予想通りの大混戦に)

1位 Hey!Say!JUMP(3連勝)
推定差 +2.60%(約4千枚)
 前作、前々作はバレーボール中継のテーマ曲として毎試合冒頭で歌っていたが、今回はそれ程の露出は無く、中盤以降の伸びが心配されていた。しかし16.0万枚と、数字は落としたものの内容的には決して悪くない結果となった。

2位 aiko
推定差 +4.85%(約3千枚)
 劇場版「花より男子F」の挿入歌。テレビドラマでは挿入歌も総じてヒット曲となったが、公開から日数が経ったのに加え、劇場版と言う今までとは違う公開方式だったためか、7.5万枚と前作から数字を伸ばしたが、前作比+6千枚と物足りない結果となった。

3位 藤岡藤巻と大橋のぞみ
 ベスト3は全て映画タイアップと言う珍しい結果となった。3.7万枚と売り上げも伸ばしており、今週末のMステにも出演予定。この順位を維持するのは難しいが、売り上げ面での変化は見逃せない。

4位 FUNKY MONKEY BABYS(自己最高位)
 火曜日付けでは5位、さらに前には難敵が控えていたが週末に伸びを見せ逆転で4位を獲得。数字も今回は伸ばしており、この内容であれば次回以降も期待できるだろう。

6位 林原めぐみ
 火曜日付けでは4位と優位な位置からのスタートとなったが、今回は専門店補正よりもMステの効果が上回る形となり逃げ切れなかった。しかし健在振りをアピールするには十分な結果と言える。

7位 パク・ヨンハ
 例により中盤以降は伸び悩んだが、どうやら火曜日付けの3位は4位以下にアドバンテージがあったようで、思ったほど順位を落としていなかった。

11位 MICA 3 CHU
 火曜日付け6位。ここからどこまで追い上げるかと思われたが、結局いいところが無くズルズル後退してしまった。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp/


第33節展望(今や名勝負製造機となったおバカユニットが合体。なんとミスチルに挑む)
※ 伊藤由奈は9月3日に延期となりました

Mr.Children(現在27連勝中)
 リリースは7ヶ月ぶりとなり、9月にもシングルのリリースを控えている。前回はGLAYの挑戦を危なげなく退けたが、今回の相手は今ノリにノッテいる相手だけに油断は出来ない。五輪中継の主題歌だけに累積での売り上げも注目される。

アラジン
 クイズ番組「クイズヘキサゴン2」から登場したPaboと羞恥心の合体ユニット。羞恥心は浜崎あゆみと嵐相手に壮絶な戦いを繰り広げており、ここも相手は強いが見せ場を作る可能性がありそうだ。

℃-ute
 3番手以下は離れた展開となるだろう。例により3万枚がひとつの目安となるため、「ポニョ」から逃げる構図となる。この相手なら、これ以下の新譜相手には逃げ切りたい。

レミオロメン
 ここ3作の順位は高いが、この相手だとそれを維持するのは難しそうだ。実績的には℃-uteを追いかける形になると思われるが、相手が伸び悩むようであればチャンスは出てくる。

RIP SLYME
 前作はレベルが高い週だったため12位とトップ10入りを逃しているが、ここも実績的には横並びになっており難しい戦いとなりそうだ。

高見沢俊彦
 ソロでのシングルリリースは1年ぶり2枚目となる。THE ALFEEでの実績は言うまでも無いが、2枚目となると数字を落とすケースが多いだけに楽観視は出来ない。

Kalafina
 単館上映されている連続アニメ映画「空の境界」主題歌。個人的にはRevo&梶浦由記でもトップ10入りしており前売りも好調。注意すべき存在である。

ALI PROJECT
 タイアップに売り上げが左右されるが、今回は「コードギアス」のエンディングと一発大駆けの可能性を秘めている。Kalafina同様、トップ10争いに食い込んできそうだ。


上位獲得予想枚数
トップスタートはMr.Children。しかし前作に比べると3/4ぐらいの勢いでしかない。18万枚ぐらいのペースで、20万枚は中盤以降の伸びが無いと厳しそうだ。アラジンが2番手に付け、羞恥心の前作ペースを参考にすると16万枚ぐらいまで伸びる計算になる。℃-uteは2万枚後半ぐらいまでのペースで後ろからの追い上げを凌げるかと言った展開となりそうだ。