オリコン:2008年シーズン第33節結果と第34節展望

第33節結果(ミスチルの思わぬ不調で波乱の気配もあったが…)

1位 Mr.Children(28連勝)NHK五輪中継主題歌
推定差 -1.74%(約-4千枚)
 肝心のオリンピックが開催前だったためか出足が予想以上に鈍く、木曜付けデイリーではトップを奪われると言う波乱があった。売り上げ面でも約9年ぶりに初動20万枚を割り込む結果となってしまい、今後に不安を残す内容となってしまった。

2位 アラジン
推定差 -2.07%(約-3千枚)
 発売日に1万人規模のイベントを行い、その効果でデイリーながらミスチルから首位を奪った。しかしその反動からか中盤以降伸びが見られなかった。それでも15万枚を超え勢いのあるところを見せ付けた。

3位 藤岡藤巻と大橋のぞみ
 週末の伸びはもちろんだが、先週末にMステに出演した効果はやはり高かった。4.1万枚と先週を上回る数字で3位をキープ。今週以降は自力が求められるがどこまで累計を伸ばせるか。

4位 高見沢俊彦
 今回は3種リリースで売り上げを倍近く伸ばしてきた。自身が所属するTHE ALFEEのセルフカバーもあり、その効果もあったようだ。

5位 ℃-ute
 3万枚には届かなかった。土日にはイベントが行われていたため、これが無ければもっと低い数字になっていた可能性もある。ちなみに、五木ひろしが歌う原曲はまだリリースされていない。

6位 レミオロメン(フジテレビ五輪中継主題歌)
 ミスチル同様、こちらも五輪を前にしてのリリースだったために伸びを欠いた印象。中継する競技での日本人選手の活躍次第では数字を伸ばしてきそうだ。

7位 RIP SLYME
 前作はアルバム先行シングルだっただけにここでどれだけ巻き返せるかに期待がかかっていたが、前々作比で-8千枚とやや苦しい結果となった。

9位 ALI PROJECT
 自身前作も楽曲提供していたアニメ「コードギアス反逆のルルーシュR2」新エンディング。その時とほぼ同じ数字をたたき出すことに成功しトップ10復帰となった。

10位 Kalafina
 アニメ映画「空の境界」第4章と第5章の主題歌。単館上映とは言え高い人気を誇っており、アニメ専門店補正も作用しトップ10入りとなった。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第34節展望(30年分の感謝を込めて、活動休止を発表したあのバンドが登場)

サザンオールスターズ
 シングルのリリースは2年ぶり、もちろん活動休止を発表してからの初戦となる。実績では他を圧倒しているだけに、どれだけの数字を残すかに焦点が集まる。2年前の13.3万枚がまず一つの目標となるだろう。

中川翔子
 実績的には今週のベスト3が大きく立ちはだかる形となりそうだ。現状を見る限り、やや前作までの勢いが無いように見える。ベスト3入りへの道は険しいものになりそうだ。

BONNIE PINK
 ゲーム「テイルズ オブ ヴェスペリア」の主題歌。最近同じシリーズでmisonoの活躍があったが、今回はゲームが初めてXboxでのリリースとなるため、その影響が懸念される。

THE ポッシボー
アリス九號.
米米CLUB
 この3組は苦戦が予想される。今週は新譜のレベルが高くないが、旧譜の生き残る展開もありえるため、付け入る隙があるかどうかと言ったところになるか。


首位獲得予想枚数
 トップスタートはサザンオールスターズ。前作の数字を軽くクリアしそうで、20万枚を確実に超えてきそうだ。アリス九號.が3位スタートと好発進。前作の数字は超えてきそうだが、それでも2万枚には届かないか。中川翔子はやはり5番手と出遅れている。