オリコン:2008年シーズン第35節結果と第36節展望(訂正:1)

第35節結果(やはり伸び悩む五輪中継主題歌。総崩れの原因はどこに?)

1位 SMAP(10連勝)
推定差 約4千枚(+4.36%)
 スタートであまりリードを付けられずに向かえ、前回まであったコラボ盤も無く、なんとか首位を獲得したものの、9.1万枚とついに初動が10万枚を割った。初動10万枚割れは15年ぶり、SMAPが5人になってからは初のこととなる。

2位 サザンオールスターズ
 SMAPの思わぬ伸び悩みから、前を追えるのではないかとも思われたが、最終的には差を付けられた。しかし今週も7.7万枚を計上。年間争いでは首位の嵐に4.5万枚差まで迫った。

3位 藤岡藤巻と大橋のぞみ(4週連続3位)
 「行列の出来る法律相談所」(10日)から「Mステ」(15日)の再登場まで、先週もテレビに度々出演し、再び売り上げを4万枚台に乗せた。夏休み期間中の残り2週間が勝負となりそうだ。

4位 FLOW
 恐らく今、視聴率=人気がもっとも符号しないアニメである「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」の主題歌。3.2万枚は前作の主題歌をも上回る結果となった。先週末はイベントも行われていたが、コミケの効果も少なからずあったか?

7位 Spontania feat.JUJU
 配信での好調を受け継ぐ形となり、2.3万枚と好セールスを記録。もちろん、お互いにトップ10入りは初めてとなる。これを足がかりに上位定着を狙いたい。

8位 谷村奈南
 前作105位から15位と急浮上したが、ここでも急浮上し初のトップ10入りを果たした。プロモ活動を精力的にこなしたのも要因となっただろう。

10位 GARNET CROW
 前作より売り上げは落ちているものの、トップ10に復帰することが出来た。最終的には9位からも11位からも離れた結果となっている。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第36節展望(渦中の嵐がここで登場。「いろいろな意味」で注目が集まる)

嵐(現在11連勝中・日本テレビ五輪中継主題歌)
 今シーズンは2戦とも初動30万枚越えで、「One Love」は現在年間売上暫定首位となっている中、前作からあまり間隔を空けずリリースとなった。しかしこの2ヶ月で状況は大きく変わっている。
 まず五輪中継主題歌が軒並み不調な点。ただこれに関してはドラマ主題歌とのダブルタイアップのため、その影響は少なく済む可能性もある。それ以上に問題なのはメンバーの一人、大野智薬物疑惑。例により事務所側は各所方面に圧力をかけ事の封殺に徹しているが、(auでは彼のCMが流され続け、契約数に影響が出ている模様。)また、嵐がメインパーソナリティを務める来週末放送の24時間テレビでは、生放送中に大野に対するゲリラバッシングを一部アンチジャニーズが計画されているとの情報もある。
 果たしてこの件がどれだけ数字に影響を及ぼすか。首位獲得は堅いだけに売上の推移に注目したい。

訂正とお詫び
 auのCMに関してですが、この騒動直後から大野智が映し出している部分をカットしてCMを放送しているそうです。また、8月の契約件数(7月は3日間だけなので対象外)に関しましては、9月上旬に発表されます。この点に関しましては、お詫びして訂正いたします。


ポルノグラフィティ
 前作は連勝を逃したものの、ここでは実績上位と考えていい。この相手なら2位確保には支障はないだろう。なるべく数字を落とさずいきたいところだ。

May'n/中島愛
 アニメ「マクロスF」の主題歌。今回は役名ではなく、歌い手の名前でエントリーしている。ここまでの実績を考慮するとサザンとの3位争いとなりそうだ。

Buono!
 先行型なのでせめて3位スタートで行きたいところだが、この相手だとそれも難しそうだ。ポニョに競り勝ってなんとか5位はキープしたい。

CHEMISTRY
 ソニー系としては珍しく、前々作のアニメ主題歌でトップ10入りを逃している。ただこの時も売上は悪くなかったため、今回も10位以内には入ってくるだろう。


首位獲得予想枚数:
 トップスタートは嵐。なんと発売日前に20万枚以上を売り上げ他を圧倒した。今回の騒動が逆にこの快進撃を支えている可能性がありそうだ。もちろん40万枚以上のペースとなる。2位のポルノグラフィティは5万枚の半ばぐらい。3位にはMay'n/中島愛が入り、2位とは差の無い位置からのスタートとなった。