オリコン:2008年シーズン第37節結果と第38節展望

第37節結果(今シーズン1のハイレベル週。10位以下にも目をやりたい)

1位 Kinki Kids(27連勝)
推定差 約5千枚(+3.08%)
 ツアー中でドラマ主題歌と好条件が揃ったものの、結果18.7万枚と前作より数字を落とす結果に。一時は自己最低初動の可能性があったが、ほぼ前作と同じ水準で数字が動く形となった。ドラマ放送後の効果もそれ程見られなかったようだ。

2位 L'Arc-en-Ciel
推定差 約4千枚(+3.42%)
 さすがに2人相手だと分が悪かったものの11.0万枚を記録し、久々に10万枚を突破する結果となった。連勝は逃したものの、上々の結果が出たと言っていい。

3位 嵐(年間暫定首位浮上)
 6.4万枚を今週売り上げ、新曲が旧譜を抜き去り年間シングルランキング暫定首位に躍り出た。ちなみに今シーズン50万枚を突破したシングルはこれが初めてとなる。

4位 Acid Black Cherry
 4万枚の壁をなかなか破れなかった彼らだが、今回は限定版が功を奏し5.0万枚まで数字を上乗せすることが出来た。今後はサポートなしでどれだけの数字を出せるかが課題となるだろう。

5位 悲愴感
 初日は9番手スタートと出遅れた感のあった悲愴感だったが、日を追うごとにメディアにも取り上げられるようになり右肩上がりで上昇。逆転でベスト5入りを果たす結果となった。

6位 湘南乃風
 毎度週の後半から追い上げる形だが、今回は悲愴感にお株を奪われる形となった。しかし7番手スタートからきっちり順位を上げての6位。3.0万枚と力も出し切れている。

9位 AAA
10位 Every Little Thing
 両者とも週末に東京で行われたライブイベントでの効果が色濃く現れ追い上げを見せた。両者とも前作比増でELTは2.2万枚。今週のレベルの高さを物語っている。

12位 田村ゆかり
 こちらも数字を伸ばしているが、週末のライブイベントよりも販売方法によるところが強いようだ。要するにドーピングである。

13位 ザ・クロマニヨンズ
 ここで1.5万枚。前作比微減ながらトップ10入りを逃す結果に。なお、今週の1万枚ボーダーは19位となっている。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第38節展望(一度失った地位を取り戻せるか。Mr.Childrenの挑戦が始まる)

Mr.Children(現在28連勝中)
 前作はNHKの五輪中継主題歌と言う、絶好の条件に思えた中で9年ぶりに初動20万枚を割り込む結果になってしまった。今週1位のKinki Kidsは初動20万枚を割り込んでから一度も20万枚以上の数字を出していないだけに、今度はドラマ主題歌のミスチルがどのような推移を見せるかに注目が集まっている。

TOKIO(前作1位)
 先週同様前作首位同士の対決で、今度はジャニーズ勢が不利な形となる。3種リリースとは言え、さすがに相手は強い。2位はなんとか確保できそうなメンバー構成なので数字をどれだけ出せるかと言った展開になるだろう。

GIRL NEXT DOOR
 avexが満を持して送り込む新人ユニット。先日まで行われていたライブイベントにも出演し、陣営の意気込みの高さがうかがえる。いきなりトップ10の狙える位置からのスタートとなりそうだ。

くるり
 年内限定生産と言う形でのリリースとなるが、2作ぶりのトップ10入りが見える位置でのスタートが切れそうである。前作14位から数字を伸ばしてきそうだ。

スガシカオ
BENNIE K

伊藤由奈
 この4者は苦戦が予想される。スガシカオは前作の勢い次第、Dは専門店での売り上げが勝敗を左右しそうだ。


上位獲得予想枚数
 トップスタートはMr.Children。さすがにここは復調し前作のペースだと26万枚まで行けるが、23~4万枚ぐらいの推移か。TOKIOは前作とほぼ同じペース。4万の後半ぐらいか。GIRL NEXT DOORが3番手と好発進。しかしペーストしては2万枚以下か。


追記(雑談)
 角界大麻疑惑が大きく取り上げられているが、嵐・大野に対する薬物疑惑は果たしてどこへ行ってしまったのだろうか。話によればマスコミや警察に圧力をかけて事の封殺に乗り出していると言うが、そんなことが出来てしまうジャニーズ事務所とは、いったいどんな団体なのかと思わずにはいられない。ここまでの流れを見る限り期待はできないが、真相の究明を早急に行って欲しいものである。