オリコン:2008年シーズン第40節結果と第41節展望(追記:1)

第40節結果(トップ10復帰組が多いが、これは秋枯れのシーズン到来を告げるものなのか?)

1位 V6
推定差 約2千枚(+1.68%)
 ここは順当に首位を獲得し連敗は免れた。しかし前作比微増と言う結果はタイアップなどを考えると、決して満足のいく結果ではないだろう。V6にもまた、世代交代の波が押し寄せているのかもしれない。

2位 Mr.Children
 V6のペースが良くないこともあってか、週末には再びデイリー首位を取り返すことが出来た。累計は40万枚近いところまで重ねており、現在年間暫定9位となっている。

3位 アンジェラ・アキ(自己最高位)
推定差 約-1千枚(-2.82%)
 結局デイリーベスト3を1週間維持し、堂々のベスト3入りとなった。NHKのタイアップが付いているが、今週はレベルが低いもの合わさり、トップ10以下でもNHK出演者が軒並み順位を上げている。

4位 ナイトメア
 スタートこそアンジェラ・アキを先行していたが、やはり特典によるところが強く出てしまい失速する形となってしまった。前作以上のスタートも結果的には前作比減では内容に不満が残るだろう。

8位 Lil'B(初のトップ10入り)
 着うたで好評を博しており、すでに100万DLを突破しているが、CDでも結果を残した。ただ今週は7位(GLAY)から1万枚割れと、トップ10入りは相手に助けられた感もある。

9位 奥田民生
 前作は17位だったが、実は前作比微増と言う結果。タイアップの映画は各地で物議をかもし出しているが、CDセールスにはそれ程の効果を発揮していないようだ。

10位 斉藤和義(初のトップ10入り)
 CMでは既に多く放送されており、先週は新橋で緊急ライブを開催。UVERworldの追撃を振り切りトップ10入りを果たし、今までの自己記録16位を更新した。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第41節展望(今年のレコ大受賞確定(?)アーティストがその力を見せ付けるか?)

月曜付けデイリーチェック
 休日と祝日の間と言う事もあり、集荷の都合上早くも今週リリースの作品が登場している。旧譜だけをピックアップするとMr.Childrenが3位、V6がアンジェラ・アキ(6位)を再逆転し5位となっている。Mr.Childrenのペースは2万枚の前半ぐらいだろう。

EXILE(月曜付け1位)
 ベスト版が順調な売上を記録しており、一部では既に今年のレコード大賞受賞確定とも言われているが、2月はNEWSに敗れ2位だった。何にせよここは前作と比べれば手薄なメンバーだけに数字も残しておきたいところだ。

絢香×コブクロ(月曜付け2位)
 再び日産自動車のCMでこのコラボが実現した。1年半前の数字ではEXILEの前作の数字を上回っているが、月曜付けではかなりのリードを付けられている。前作の推移なら後半の巻き返しが勝敗を分けそうだ。

モーニング娘。(月曜付け4位)
 今回はカバー曲と言うことで、本来プロデューサーのつんく♂が関っていない形でのリリースとなる。最近は何かとネガティブな話題の多いモー娘。だが、ここで存在感を示すことが出来るか。

BREAKERZ
 今回も前作同様4種リリースで望む。DAIGOは相変わらずテレビ出演が多いが、本職(?)であるバンドの売上はどうなるのか。前作の反応が結果として現れるだろう。

加藤ミリヤ(月曜付け10位)
 前作は16位ながら1万枚を超える結果を残しており、レベルが低くなると思われる今週はトップ10入りのチャンスとなる。明日どこまで順位を伸ばせるかがカギとなるだろう。


火曜付けデイリーチェック
 昨日のベスト3から旧譜のミスチルが落ち、モー娘。が3位に、昨日はライクインしていなかったBREAKERZが4位に入った。EXILEは既に6.5万枚近く計上しており2位以下を大きく突き放している。絢香×コブクロは前作の勢いが無く、現時点で3万枚に届いていない。大幅に数字を落とす形となりそうだ。

来週以降の注目アーティスト一覧
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/57883485.html


雑談(年末2大賞レース予想・2)
 先週の続きです。今週は日本有線大賞をピックアップします。

第41回日本有線大賞(開催は12月中旬)
 先週取り上げたベストヒット歌謡祭とは違い、この賞は有線リクエスト回数のみが選考の基準となる。主催は全国有線音楽放送協会であり、ベストヒット歌謡祭の主催団体であるUSENはこれには含まれていない。特徴としてはポップスと演歌の出場枠がきっちり1:1になるようになっていること。演歌枠がきっちりあることから、演歌界にとってはここが最大目標として見られているようだ。
 昨年は氷川きよしが史上最多となる4度目(過去はテレサ・テンの3回が最高)の大賞受賞を成し遂げた。演歌界のライバルである水森かおりは、こちらでは苦戦する傾向にあるだけに、相手はポップス勢となる可能性の方が高そうだ。前回はavex勢を中心に見てきたので、それ以外のところからピックアップすると、やはり青山テルマは外せない存在となりそうだ。昨年の楽曲ながらすぎもとまさともここに加わる可能性があり、このすぎもとまさとと同じように現在チャートを上がって来ている秋元順子も抑えておいた方がいいだろう。Aqua Timez藤岡藤巻と大橋のぞみもこの争いに加わるのだろうか。ノミネートの発表を待ちたいところだ。