オリコン:2008年シーズン第42節結果と第43節展望

第42節結果(思わぬ展開となった2位争い。こうなると有利なのは…)

1位 NEWS(10連勝)
推定差 約1.2万枚(+6.34%)
 これで先輩であるKinki Kidsに次ぐ、史上2組目のデビュー10連勝を達成を達成した。しかし前作を下回るデイリー指数計(一部情報では予約数が激減していたとの情報もあり)であるにも関らず、前作とほぼ同じ20.1万枚と言う数字に落ち着いたことに対し疑惑の声が絶えない。とは言え今週は「補正」と言う意味では2位争いにも言える共通のテーマである。

2位 水樹奈々(自己最高初動更新)
 日曜付けでは7位まで順位を落としており、おそらく2位争いをしていた中では一番デイリー指数計が低いのではないかと思われる。しかし結果は逃げ切り。5.7万枚の内の1.5万枚ぐらいは補正だと思われるが、初動の大幅増は初回特典によるところが強いとも判断できるため、この数字は決して鵜呑みしない方がいいだろう。

3位 EXILE
 当初の予想を大幅に上回る5.4万枚で3位に残った。予想できる順位ではあるが、売上と抜かれた相手が水樹奈々だと言うことまで予想できた人は恐らく少ないはず。累計では20万枚を突破し、どこまで年間上位に食い込めるかにも期待がかかりそうだ。

訂正:先週のEXILEの推定差に誤りがありました。
誤:約5千枚(+3.16%)
正:約9千枚(+6.10%)
 お詫びして訂正いたします。

4位 氷川きよし
 今回は大掛かりなプロモ活動が見受けられなかったことから序盤から前作を下回るペースに。最終的には補正考慮の展開になったものの、EXILEに抜かれよもやのベスト3落ちとなってしまった。この結果が年末の賞レースにどのような影響を及ぼすのであろうか。

5位 KOH+
 映画公開と特番の効果で週末には追い上げを見せたものの、序盤で付けられた差を取り戻すには至らなかった。前作から初動は落とす結果となったが、それでも4.3万枚。映画の効果によっては粘りの推移を見せる可能性もある。

7位 BAReeeeeeeeeeN
 CMで話題となり着うたでも人気となっていたが、2.2万枚はGReeeeNの前々作から比べてプラスぐらいの結果。GReeeeNの次回作の基準となるのか。

8位 Aqua Timez
 映画公開が今週末と言う事もありタイアップ面での苦戦が予想されたが、予想されていた5位争いに加われず、前々作から比べても大幅減(過去最低初動)と言う厳しい結果となってしまった。

10位 ASKA
 4年10ヶ月ぶりとなったが、粘りの推移で4位の前作から売上をやや落とす程度に収め、Mr.Childrenを追い上げを振り切ってトップ10入りとなった。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第43節展望(今月第1の谷間。首位争いは接戦が予想される)

月曜付けデイリーチェック
 首位は依然としてNEWS。2.5万枚ぐらいの推移ではないかと思われ、展開次第ではEXILEKOH+の伸び次第では捕らえられる可能性もある。

ポルノグラフィティ
倖田來未
 前作の数字では倖田來未が大幅にリードしているが、4A面シングルであったことを考えると両者はほぼ互角ではないかと思われる。倖田來未は前々作が先行限定シングル。3作前は東方神起とのコラボ盤で推移が読みにくい。ポルノにとって一番怖いのはドーピングやインサイダーと言ったところになりそうだが、競った展開で1週間を戦い抜くのか、それともどちらかが抜け出すのか。ややレベルは低いが見ごたえのある勝負を期待したい。

GIRL NEXT DOOR
 デビューから3ヶ月連続リリースの第2弾。前作は出遅れを取り戻し3.0万枚まで数字を伸ばしたが、この数字をどこまで維持できるか。月曜付け上位との3位争いに持ち込みたいところだが、現状はやや苦戦しているようだ。

徳永英明
 ここは新譜の少ないこともあり、トップ10に入る可能性は高そうだ。出来れば数字を伸ばしたいところだが、映画公開は来週でタイアップには期待できないため自力が求められる。


火曜付けデイリーチェック
 トップスタートは倖田來未。ただ前作同様ファンクラブ限定版の数字を含んでいる可能性が高く、ペースとしては8万枚までと言ったところ。ポルノグラフィティが2番手。前作よりペースがいいものの6万枚の中盤までとなりそうで、倖田來未が逃げ切る公算が高くなった。GIRL NEXT DOORは3番手だが、現時点で月曜付けの上位とは差の無い位置の可能性が高く、前作のような伸びが無い限り、上位争いには生き残れないだろう。