オリコン:2008年シーズン第45節結果と第46節展望

第45節結果(3位争いのつもりが、前はあれよあれよと逃げる形に…)

1位 Hey!Say!JUMP(4連勝)
推定差 約1.4万枚(+7.11%)
 メンバーも出演しているドラマ「スクラップ・ティーチャー ~教師再生~」の主題歌。条件が良かったこともプラス方向に向き、デビュー作以来の20万枚突破となった(ただ推定値では20万枚に若干届かない数字ではあったが…)。関ジャニ、嵐と続くジャニーズリリースの先陣で、まずは良い流れを作ったと言っていいだろう。
 なお、ドラマで共演している上地雄輔が参加したアルバム「WE LOVE ヘキサゴン」がアルバムで1位を獲得。このドラマの出演陣で今週はシングル・アルバム両部門を征する形となった。

2位 福山雅治
推定差 約7千枚(+6.82%)
 タイアップの多さに加え、主演している映画「容疑者Xの献身」のヒットも合わさりこちらも前作以上の推移を記録。最終的には予測値に近い11.1万枚を記録した。さすがに相手が悪く首位獲得はならなかったものの、相変わらず人気の高いところを見せ付けるに十分な結果と言えるだろう。

3位 AKB48(自己記録更新)
推定値 約-2千枚(-2.71%)
 3位争いがどのように推移するかと思われたが、なんと一度もデイリー3位を譲り渡すことなく乗り切った。名古屋への進出が最大の要因と思われるが、相変わらず連日の握手会と劇場限定での生写真ランダム封入(全90種)によるところが強いとの批判も多い。今週(福岡)と来週(大阪・名古屋)の握手券はこのシングルに封入されていることから、今週以降も動きが気になるところだ。

4位 mihimaru GT
 AKBが落ちてこなかったことによる4位争いは、スタートで6番手と出遅れたmihimaru GTが前を捕らえ4位を確保する形となった。ただ1.5万枚と、4位としては低調な結果で(単体としての)前作より数字を落とす形となった。

5位 中川翔子
 さすがに前作と比べると条件面での悪化は避けられず、週末にはイベントを開催するが前作から半減以下と言う厳しい結果となってしまった。アニメタイアップ以外での活躍が今後の課題だろう。

7位 堀江由衣
 アニメ「とらドラ!」のエンディング。オープニングとデイリー同時トップ10入りと言うシーンもあったが、前作からそれ程売上は変わっていない。順位的にはレベルの低さに救われた形だ。

9位 GARNET CROW
 5番手からスタートする好発進となったが、旧譜にも抜かれる展開となってしまい9位と言う結果に。ただ前作からは順位、売上共に数字を伸ばしているため、今後も期待されるところだ。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第46節展望(上位は不確定要素があるものの、今週と同じような展開か?)

月曜付けデイリーチェック
 Hey!Say!JUMPが1週間トップを守りきる形となった。福山雅治と共に2万枚前半辺りとなるだろう。トップ10圏ぐらいのアーティストではこの2組を抜くのは難しいと思われる。

(今週は更新が遅れたため、火曜付けデイリーチャートを見る形で展望していきます)

関ジャニ∞(エイト)(現在4連勝中)
 関ジャニ∞がかつてない好スタートを見せ、発売日前に前作の初動に迫る20万枚近いセールスを記録した。関ジャニと言えば、コンサートでのMCやラジオ番組での不謹慎発言や、一連のジャニーズスキャンダルの発端ともなった渋谷の酒乱・脱退騒動に加え、錦戸にもセクハラ疑惑が持ち上がるなど、前作からの期間に不安要素が多く取り沙汰されたものの、同じく大麻問題で揺れた嵐同様に数字を急反発させた。20万枚が一つの壁と言われていた関ジャニが、ここに来て年間争いに加わりそうな勢いとなったようだ。
前作の伸びから推定値:42.8万枚(ただしこの数字が最大と考えていい)

コブクロ
 凄まじいスタートを決めた関ジャニの影に隠れてしまいそうだが、こちらも前作を大きく上回るスタートとなった。前作も11万枚を売りながらNEWSに敗れ2位。今回もジャニーズ勢に阻まれる形となりそうだが、きっちり前作の数字をクリアしておきたい。
前作の伸びから推定値:14.4万枚(こちらもこの数字が最大と考えていい)

シド(メジャーデビューシングル)
 すでにインディーズ時代からオリコン上位の常連となっていたシドがいよいよメジャーデビューとなった。アニメタイアップで前作(1.9万枚)以上の数字が期待できるスタート。3位争いを抜け出す形となったようだ。
前作の伸びから推定値:3.2万枚

WaT
 前作は8位と苦戦したが、ここは挽回するチャンスを迎えた。ただ後ろには不確定要素が多い部分があるため、逃げ込みを図りたいところだ。

矢島美容室
 とんねるずの2人とDJ OZMAによるユニット。CMでもオンエアされており、良い位置からのスタートとなった。中盤争いのカギを握る存在となりそうだ。

坂本真綾
 前作同様アニメ主題歌だが、さすがに前作と比べると条件面の悪化は否めない。とは言え前々作は19位、その前は14位と言うことを考えると前作の勢いは残っているようだ。

MilkyWay
 アニメ「きらりん☆レボリューション」からのハロプロユニット。アニメ曲とは言え補正が期待できない部類であるため、7番手スタートはトップ10入りにはやや厳しい位置か。

川田まみ(火曜付け13位)
misono(火曜付け15位)
 両者は苦しい位置からのスタートとなった。misonoはアルバムで首位を獲得した「WE LOVE ヘキサゴン」に収録されている楽曲の別バージョンで、アルバムの好調を受けての追い上げなるか。


来週以降の注目新譜はこちらでチェック
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/58711134.html