オリコン:2009年シーズン第46節の見どころ

第46節展望(アイドルに挑むのはアイドル役の声優。勝つのは?)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 Kinki Kids(28連勝中・前作17.1万枚)
 前作は自己最低となる17.1万枚まで売上が低下。今回は事前のテレビ出演なども多く巻き返しに期待がかかったが、スタートはその前作よりも低い数字となってしまった。首位獲得に揺るぎは無いものの、内容的にはその勢いに陰りが見えているのが気がかりだ。
想定初動枚数:16.8万枚(もしAKB48と対決していたならば…)

2位 UVERworld(前作2位・5.3万枚)
 前作では前々作での大幅増加分(「ガンダム00」主題歌)を一気に吐き出してしまい元通りの水準に戻ってしまったが、今回もスタートはその前作を下回るものに。主題歌となっているドラマは初回から視聴率が1桁台と苦しんでいるだけに週末にかけての伸びと言う点でも疑問が残る。
推定初動枚数:5.0万枚(2位争いにおいて優位な事に間違えはない)

3位 モーニング娘。(前作2位・5.5万枚:前々作1位・4.8万枚)
 前作は40枚目と、節目となるシングルだっただけにOBを加えての大幅なプロモ活動で数字を伸ばしたが、そのサポートも無くなり前々作よりも低いペースでの立ち上がりとなった。伸びと言う点でも前作に比べて不安が残るため、3位を守りきるには明日もデイリー3位を守りきるのが最低条件となりそうだ。
推定初動枚数:3.9万枚(この数字を見る限りでは3位を守りきれない可能性の方が高い)

4位 水樹奈々(前作2位・4.3万枚)
 前作は発売週に自身の誕生日と武道館公演(3日間)があったため、今回は伸びと言う点では前作に劣るだろう。4A面・4タイアップシングルではあるが、一般アーティスト程の効果は見込めない。6月にアルバム首位を獲得しており、その上積みが試されるところだ。
 なお火曜日に、今年のNHK紅白歌合戦の「紅白デジタル応援隊」に任命されている。声優として初の紅白出場が囁かれている中、これは何を意味するものとなるのだろうか。

5位 BoA(前作8位・1.5万枚)
 前作同様m-floのVERBALとのコラボシングルとなっている。実績を見て分かるように4位と5位との差はかなり開いているものと思われる。前作同等ぐらいであればヒルクライムには抜かれてしまうだろう。

6位 Plastic Tree(前作9位・1.3万枚)
 前作初のトップ10入りを果たしたが、今回も良い位置からのスタートとなった。専門店補正との兼ね合いもあるので、BoAにとって油断ならない相手だろう。

8位 JAM Project(前作56位・0.1万枚)
 ゲーム「スーパーロボット大戦」主題歌などを手がけるアニソングループ。今回はオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」のキャンペーンソングとなっている。このタイアップでの過去の傾向では、明日以降の急落は避けられないところだが、自己最高位(22位)を上回る事ができるだろうか。

9位 豊崎愛生(初のシングルリリース)
 「けいおん!」の平沢唯役を演じた声優。声優ユニット、スフィア(前作14位・6,000枚)のメンバーとしても活動しているが、初のソロシングルでいきなりのトップ10スタートとなった。ここでも「けいおん」効果が表れるのだろうか。

10位 Kalafina(前作15位・4,900枚)
 前作は実質ノンタイアップだったが、今回は完全なノンタイアップでのリリース。11位がヒルクライムと言うこととなると、前作並みぐらいの水準となるだろうか。
 なお、来月収録されるNHK「MUSIC JAPAN」新世紀アニソンSP2(1月放送予定)に出演することとなった。今週上位ランクされている中では、水樹奈々(ナレーション兼)とJAM Projectも参加予定となっている。


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/62509774.html