オリコン:2009年シーズン第48節結果(update 2)

第48節結果(やはりレベルは高いほうが良い。ただそれで割を食う人もいる)

1位 嵐(17連勝)
推定差 1.2万枚(+2.93%)
 ドラマの放送時間帯は深いが、そこでも成果を出しているだけにあまり関係は無かった。タイアップがある分前作よりもスタートは良く伸びはやや欠く事となったものの、43.1万枚と言う数字は文句の付けようがない。残り4週で秋元順子の累計を抜くのも間違えなく、年間ベスト3独占が現実味を帯びてきた。

2位 EXILE(連勝は4でストップ)
推定差 3千枚(+1.73%)
 先行シングルで「月9」主題歌と言う事もあり、伸びと言う面で心配されたが、バレーボールや「天皇陛下御即位20周年記念式典」の効果もあってか続伸を続け、最終的には18.3万枚と前作比プラスと言う結果となった。連勝は途切れたもののこれでアルバムに向け、そして今年も本命視されている年末の賞レースへ向けて弾みの付く内容となった。

3位 シド
 4.3万枚と言う数字は前々作から比べればプラスではあるが、今回はタイアップが弱めだった事もあり、やや伸びと言う点では不安を残す内容となった。ただこれは今後に向けての基準推移となりそうで、これをベースにどのような戦略を立て次に繋げるかが重要となりそうだ。

4位 スラッシュ
 序盤は微妙な推移でこのまま伸びを欠くのではないかと思われていたが、ペースが持続する形で推移し4位。実質的にはアルバム先行シングルではあるが、そのアルバムは2月リリースなだけにそれ程影響しなかったようだ。

5位 Berryz工房
 タイアップ効果とプラス1種と言うのが作用するかと思われたが、結局のところ前作比微増と言う結果となり、その効果が発揮されたかどうかは微妙なところ。順位的にはイベント効果でスラッシュを追い詰めたが、あと一歩届かなかった。

6位 いきものがかり
 初のバラードシングルと言う事もあり、その推移に注目が集まったが、案外伸びずBerryz工房から引き離されての6位。映画公開効果もそれ程発揮されなかった。ただ曲調を戻した時の見直しは必要だろう。

7位 渡り廊下走り隊
 こちらもイベント効果による大幅な上積みがあり、前作比倍増近い伸びを見せ躍進した。本体の好調振りがこちらにも乗り移った形になり、今後の動向に注目したいところだ。

8位 上木彩矢 w TAKUYA
 結果的にはデイリートップ10を一週間守り続ける事となりトップ10入り。6位いきものがかりとは千枚も離れていない。今作もライダーの人気は健在のようだ。


その他
11位 ももいろクローバー
12位 坂本真綾
17位 氣志團
36位 伊藤由奈
 初日6位と好スタートを切ったももいろクローバーだったが、何と翌日のデイリーチャートは101位以下に沈むと言う派手な乱高下を見せ一部で話題に。結局それが影響してか1.5万枚を売り上げたもののトップ10入りならず。坂本真綾は前作比微減だったが、今週は15位までが1.0万枚(9,500枚以上)と言うハイレベルな週だっただけに両者次回は見直しが必要だろう。氣志團はアニメ主題歌でこの位置だと次回が辛そう。伊藤由奈は前作の勢いが完全に失われてしまっていた。


月曜付デイリーチェック
 トップは引き続き嵐。ここからは年間3位を目指しての戦いとなるが、およそ5万枚弱ぐらいのペースで今週だけでは接近するに留まる見通しだ。EXILEも2位で、明日の数字次第では週間単位で嵐を逆転する可能性もある。大きく離れて3位はスラッシュとなっている。


第49節新譜紹介
 3年半ぶりのソロシングルとなる山下智久が登場。前作は人気ドラマ「クロサギ」の主題歌で40万枚の初動を見せたが、今回はノンタイアップ。どれだけの数字を残せるだろうか。ELLEGARDEN細美武士によるプロジェクト、the HIATUSが初のシングルリリースで上位に食い込みそう。MISIAFUNKY MONKEY BABYSYUKIや、ドラマ主題歌のleccaも上位争いに加われるか。


来週以降のリリース情報はこちらから
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