第3節結果(総崩れとも言える展開だが、それによってあの“大御所”が快挙を達成)
1位 浜崎あゆみ(22連勝)
年末は多くの音楽番組に出演するだけにこの時期のシングルは他の時期に比べても良い数字が出るが、前作が7.5万枚だった事を考えると、2週間計10.3万枚は幾分回復したとも言える。ただ内容と言う事に関しては、当初対戦予定だった福山雅治には大きく水を明けられており、これに関しては“連勝記録を伸ばしたいが為に発売日を延期した”と批判されても仕方が無いところと言えるだろう。なお、昨年同時期にリリースしたシングル(初動12.8万枚)には2週間合わせても売上が届いていない。こうなるとやはり連勝を伸ばすためには今回同様、“相手を選ぶ”必要が出てきそうだ。
3位 GACKT
福山雅治との2位争いは、最終的に5千枚近く差を付けられて敗れる事となった。映画はすでに公開されていたがテレビ放送時の勢いが無かったのは、やはりあの最終回の影響があったからだろうか。2.9万枚はライダータイアップだが実質前作比マイナスと考えていい。こちらも新年のスタートは幸先が良くない形となった。
5位 ℃-ute
後半週のトップセールス(旧譜含む)はこの℃-uteと言うこととなった。しかし年始と言うこともあり出足が鈍ったか、売上は2万枚を割る形となってしまった。これが通常通りの集計ならば、歴代最低売上枚数による首位獲得と言う嫌なレッテルを貼られるところだっただろう(歴代最低記録はAAAが08年1月に記録した25,333枚)。
8位 9mm Parabellum Bullet
公式ではないが、後半週の2位争いを福山雅治と共に演じていたのではないかと思われる。ややスタートは遅れた感じがあったが、何とか前作と同水準まで戻す事が出来た。映画「彼岸島」の公開が後押しになっただろう。
10位 北島三郎
昨年の元日にリリースした曲は2週目(実質の3週目)で14位に浮上したが、今年は何とトップ10入りに成功。73歳3ヶ月でのトップ10入りは故・植木等の64歳1ヶ月を大幅に更新する最高齢記録となった。とは言え、2週合わせての売上が1万枚に届かなかったにも関わらずトップ10入り出来たと言うのは、それだけこの2週間は低レベルな争いとなった事の裏返しであると言えるだろう。
その他
16位 緒方理奈(水樹奈々)
32位 長保有紀
51位 G
70位 森光子
緒方理奈は前作から比べても勢いが失われている形に。水樹奈々の紅白出場効果はここには至っていないようだ。長保有紀は前作から売上を伸ばす事に成功。GはSoweluとのコラボ盤で29日付に急浮上したが、順位は低調なものとなった。なお、10日付デイリーで5位に入った森光子は70位と言う結果となった。
月曜付デイリーチェック(祝日なので数字は高めです)
首位は再び福山雅治となった。ただこれだけチャートレベルが低かったにも関わらず、紅白出場効果によるトップ10帰り咲きが無かった事を考えると、例年に比べ紅白出場効果は薄いのではないかと思われる。2位は浜崎あゆみ、3位の9mm Parabellum Bulletは推定千枚を割り込んでおり、旧譜で1万枚に到達する曲が現れるかは微妙なところだ。
第4節新譜紹介
紅白において声優として初出場を果たした水樹奈々が登場。ある意味紅白出場効果を計るのに格好のサンプルケースとも言えるだけに、その動きは業界内外から注目を集めるかもしれない。ここは相手もアニメ主題歌となっており、「NARUTO」主題歌のFLOWと、「ワンピース」主題歌の矢口真里とストローハットが2番手争いとなるか。前作実績組のThe Birthday、清春、秦 基博に加え、直前の動きが良いサカナクションやストレイテナー、「BREACH」のSunset Swishも上位争いに加われるだろうか。
来週以降のリリース情報はこちらから
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