オリコン:2010年シーズン第8節結果

第8節結果(見ごたえのある週だったが、やはり“子供向け”は波に乗ると勢いが違った)

1位 KAT-TUN(11連勝)
推定差 7千枚(+2.17%)
 11ヶ月ぶりと久々のシングルリリースとなったが、逆にそれがプラスに作用した部分が見受けられる。スタートから前作を上回る数字をたたき出し、その後の伸びも前作並みに推移し35.4万枚と、4作ぶりに初動35万枚をクリアした。累計でも昨年の「RESCUE」(37.7万枚)を上回りそうで、どこまで数字を伸ばせるかが年間上位に食い込めるかのポイントになるだろう。

2位 はんにゃ,フルーツポンチ
 今週はシングルだけでも3組の“テレビ番組発”のユニットが上位ランクインしているが、5番手スタートだったオンナラブリーのシングルが猛烈な勢いで首位獲得経験者をまとめて抜き去った。6.7万枚は先週1位aikoの数字に僅かに及ばないぐらいで、テレビ東京系ながら“平日帯”“子供向け番組”の威力をまざまざと見せ付ける結果となった。

3位 水樹奈々
 2位争いは相手の勢いに圧倒される形となり、これが「相手が悪い」としか言いようが無い。5.1万枚と首位を獲得した前作から数字を落としているが、前々作から比べればまだプラスであり決して力を出し切れなかった訳では無い。ただここ2作は「なのは」タイアップだっただけに、他のタイアップとなった時にどのような推移となるかは見定めたいところだろう。

4位 ポルノグラフィティ
 当初水樹奈々との2位争いは僅差の決着になるのではとの予測もあったが、スタートから後手を踏む展開に。結局デイリーチャートで一度も水樹奈々の前に立つ事が出来ず完敗と言う形になってしまった。なお、15日付けで来月アルバムがリリースされる事が発表され、この曲も収録されている。ファンはこの流れを察知して買い控えしたのではとの話も聞かれている。

5位 モーニング娘。
 2番手スタートだったが、この相手ではさすがに上位を守りきるには難しかったようだ。伸びは前作とほぼ変わりなかっただけに、順位的にはここは相手が強化されたと見ていい。

6位 サーターアンダギー
 この厳しい相手の中ベスト5入りを目標としていたようだが、さすがにその壁は厚かったようだ。ただ3.2万枚は、ここ最近のヘキサゴン関連ユニットの中では高い数字である。相手を選べば、さらに上位進出は可能だろう。

7位 supercell
 前作から一転、ここはノンタイアップとなり真価が問われる場面となったが、2.1万枚とまずまずと言ったところ。この結果が基準となれば、先の見通しも付くだろう。

8位 湘南乃風
 デイリーチャートではsupercellと競り合う形となっていたが、最終的には差をかなり付いてしまった。売上は前作とほぼ同等。1年ぶりと言うことを考えると悪い結果ではないだろう。


その他
13位 トータス松本
14位 mihimaru GT
 トータス松本はドラマ主題歌であったにも関わらず、アルバム先行の前作から僅かなプラスに終わったのはダメージが残りそうな結果か。一方mihimaru GTはやはり不利な状況が結果となって出てしまい14位と上位に食い込めなかった。


月曜付デイリーチェック
 首位は引き続きKAT-TUN。例によりドラマ放送効果はあまり得られないが今週も3万枚以上の数字を出してきそうで、累計40万枚を視野に入れる展開となるだろう。今週は珍しく日曜付けからベスト5は変わらずはんにゃ,フルーツポンチが2位、水樹奈々が3位となっている。はんにゃ,フルーツポンチは2万枚中盤も可能。水樹奈々は1万枚を割る形となるか。


第9節新譜紹介
 前作初のシングル首位獲得と共に、昨年リリースした女性アーティストの中でもトップの売上をマークしたAKB48が今期初戦に挑む。今回は握手会の他に写真会と言う特典もあり、これがどう作用するか。先週から一転してここは新譜が少なめ。4位以下の争いとなりそうだが、YUKIfripSideステレオポニーが上位進出を狙う。前作同様fripSideの気配が良さそうだ。


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/62969877.html