オリコン:2010年シーズン第9節結果

第9節結果(物量で相手を圧倒せよ。大人数グループ2組が大暴れ)

1位 AKB48(2連勝)
推定差 7千枚(+2.07%)
 スタートの数字だけで前作の累計並みと破格のスタートを切る圧倒的なスタートダッシュを見せたが、さすがに発売日以降は勢いが持たなかった。それでも31.8万枚まで数字を伸ばし連勝を達成。この数字は前作の初動から14万枚近く伸ばしており、昨年の年間ランキング10位に相当する記録となる。例により複数枚購入には異論反論が飛び交うだろうが、初めて1週間デイリーチャート首位を守りきった事を考えると、確実にファンの数を増やしているとも言えるだろう。

2位 KAT-TUN
3位 はんにゃ,フルーツポンチ
 先週は圧倒的な差のあった両者だったが、今週両者の差は僅かなところまで縮まる形となった。それだけオンナラブリーの勢いが続いていると言うことだろう。

4位 fripSide
 2番手スタートだったが、さすがに上位の旧譜2枚には突き放される形となった。とは言えスタートから前作を上回るペースで推移し、7日間集計だった前作の記録を更新。次回はタイアップが変わるだろうが、その際にどのような変化が見られるのか。今後を占う上では重要となるだろう。

5位 YUKI
 アルバム先行と言うこともあり、やはり数字を落とす結果となってしまった。ただ順位的には上とも下とも差があり、売上的にはそれ程急激な下げ幅でもない。アルバムの結果を受けての巻き返しの余地は十分だろう。

8位 恵比寿マスカッツ
 テレビ東京系「おねだり!!マスカット」に出演する25人によるグループ。土曜日に行われたイベント(シングル4枚購入が条件)により底上げされたのが大きかったようだが、今週は7位以下から1万枚割れと、順位的には相手に恵まれた感がある。

9位 Angelo
 アニメタイアップに加え期間限定盤もあり上昇が期待されたが、6番手スタートから9位と言う結果に。“思わぬ伏兵”に差される形となってしまったのは、思ったほど伸びなかったのもあるかもしれない。

10位 松下優也
 9番手スタートと週間トップ10入りには厳しい位置からのスタートとなったが、発売日と週末にイベントを行い、その効果もあり何とかトップ10入り。ただ8千枚を割る結果では今後上位での争いは厳しいだろう。


その他
16位 DAMIJAW
21位 ステレオポニー
 今週のレベルでトップ10入りを逃すとなると、やはり今後も上位争いは難しい事となる。DAMIJAWはAcid Black Cherry程の勢いは見られずこの順位まで落ち込む事に。ステレオポニーはアニメタイアップが無いと…、と言う結果だろう。


月曜付デイリーチェック
 首位は引き続きAKB48。結局1週間デイリー首位を守りきる結果となった。1万枚の中盤ぐらいは十分可能な数字なので今週もトップ10に残りそうだ。はんにゃ,フルーツポンチが2位でKAT-TUNが3位。この立ち位置は先週月曜日から逆転している。オンナラブリーは勢いが保つようなら週間でAKB48を逆転できる見通し。KAT-TUNも3週目のトップ10入りは可能な数字だ。


第10節新譜紹介
 1年4ヶ月ぶりとなるHey!Say!JUMPの相手は何とこれがソロデビュー戦となる今井翼。遂に禁断のジャニーズ同門対決がここに実現する事となった。勢い的にはHey!Say!JUMPが圧倒している感じだが、これに対し今井翼がどう応戦するか。ここもこの両者を除けばメンバー的には手薄。西野カナは内容が伴う形での上位進出が求められるところだ。前作実績者では新選組リアンと茅原実里が上位を伺う中、JUJUとお互いデビュー戦となる女優の北乃きい、CHiAKi KURiYAMAの動きも目を向けておきたい。


来週以降のリリース情報はこちらから
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