第19節結果(内容は文句無し。ただこの結果をどう捉えるかは意見が分かれるだろう)
1位 放課後ティータイム「GO!GO!MANIAC」
推定差 2千枚(+2.84%)
2位 放課後ティータイム「Listen!!」
推定差 3千枚(+2.94%)
昨年の「けいおん!」主題歌はエンディングの「Don't say "lazy"」が2位、オープニングの「Cagayake!GIRLS」が4位と言う結果だったが、今回は逆にオープニングの「GO!GO!MANIAC」が上位ランクされる結果となった。スタートから「けいおん!」主題歌を上回るペースで推移。週末を前に昨年の記録をあっさりと更新し、最終的には8.3万枚と7.7万枚まで数字を伸ばした。これは声優関連のシングルとしては歴代2位と4位の初動売上(1位は林原めぐみ「don't be discouraged」10.6万枚、3位は同「Reflection」の8.0万枚)となる。また先にお伝えしたとおり、アニメキャラが週間シングルチャート制覇は初で、同一アーティストの1位・2位独占は史上10例目となった。
ただ唯一不安点があるとすれば、アニメ作品自体の評判がそれ程良くないような事を耳にしている。これは先週トップ10入りしたGirls Dead Monsterの「Angel Beats!」にも同じ事が言えており、特に今回「けいおん!!」は2クール(半年)の放送を予定しているため、人気面での息切れと言う部分では不安の声も聞かれている。果たしてこの勢いを保つ事が出来るのか。この半年のチャートを占う意味でも重要なファクターとなりそうだ。
3位 BUMP OF CHICKEN「魔法の料理 ~君から君へ~」
新譜がもたついたと言う部分もありベスト3を守りきる事に成功。ただ売上は2週目なので2.2万枚まで落ちている。もし「けいおん!!」勢がいなかったらと言う事を考えると…。
5位 ℃-ute
スタートは前作より低い数字となってしまい、土曜付けでは一気に20位まで後退するなど苦戦が続いていたが、最終的にはイベント効果もあり前作並みに落ち着ける事が出来た。ゴールデンウィークと言うこともあり、イベント効果が大きめに出た可能性もあるだろう。
6位 ヒルクライム
スタートは7番手から翌日一気に3位に浮上。ここでの盛り返しが大きかったか、前々作比微減と言うところまで売上を回復させた。アルバム後と言うこともあり数字を伸ばしたかったが、その為にはややスタートが低かったか。
7位 田村ゆかり
スタートは4番手と高い位置からのスタートとなったが、どうやら「けいおん!!」2枚と同時購入と言う人が多かったためか、その後は伸び悩む結果となってしまい、売上も前作からダウンと言う結果となった。ただ、前々作からは伸びておりそう悲観する内容ではないだろう。
9位 中川翔子
アニメ主題歌と言うこともあり本領発揮かと目されていたが、スタートは5番手。その後も中盤まで田村ゆかりを抜く事も出来ず最終的には2週目のDOESにすら抜かれる形に。売上も微増でしかなく、今後に大きく不安を残す内容とも言えるだけに心配されるところだ。
その他
13位 lecca
14位 スガシカオ
leccaは九州男とのコラボ効果もあり売上を伸ばしたが1万枚には至らず。トップ10入りには更なる上積みが求められるところだ。スガシカオは結局半減近い落ち幅となってしまった。アルバム先行ではあるが、この内容は不安が残るところだろう。
月曜付デイリーチェック
ゴールデンウィーク中と言う事もあり、一部新譜が早くもランクインしている。その今週の新譜であるももいろクローバーが月曜付で初登場首位スタートとなった。通算3枚目のシングルで今回はメジャーデビューシングルとなるが、なんと月曜付の数字だけで前作初動を上回る売上を記録している。イベント頼みの点は拭えないが、今週のメンバー構成からしても、これだけで上位に食い込めそうな感じである。「けいおん!!」の2枚が2位と3位。今週も1万枚の後半から2万枚近い数字が見込めるところだ。
第20節新譜紹介
朝ドラ「ゲゲゲの女房」主題歌のいきものがかりと、小室哲哉復帰作となるAAAが対決する構図となっている。前者は555円シングルと安価な部分、後者はかつてのヒットメーカー小室哲哉を擁し1週リリースを延期させてきた点がどう出るか。ここ最近の実績ではAAAに分があるが、今度はすんなり首位獲得となるだろうか。しかしももいろクローバーが思わぬ伏兵となる可能性もあり、首位戦線は予断を許さない可能性も出てきた。また、AKB48を卒業した大島麻衣のソロシングルも上昇の気配がありそうだ。
来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/63392975.html