W杯2日目・予想

初日の結果から
 フランスとウルグアイ、スコアレスですか…。この両チームが落ちる可能性は示唆していいと思います。


グループB
韓国-ギリシャ
 話によると“歴代最強”ではないかと言われているのが今の韓国。アジア予選を無敗で突破しここまで順調に調整も進んでいる。対してギリシャウクライナとのプレーオフを征し本選へと駒を進めた。9年間代表監督を務めるレーハーゲル氏により構築された組織力は、04年の欧州選手権で“ギリシャ神話”と呼ばれる快進撃に繋がった。この組織力を韓国は持ち前のメンタルとスタミナで打ち破る事が出来るかが焦点となりそうだ。

 ここは0-2でギリシャの勝利と見る。アジア勢の力量を示す指針となりそうだが、まだヨーロッパとの差を詰めきっていると言うのは難しいか。


アルゼンチン-ナイジェリア
 いよいよ今大会の中心選手であるメッシが登場となる。しかし代表で結果を残しきれていないのは、所属するバルセロナとアルゼンチン代表でのポジションの違いではないかとも言われている。しかし彼を抜きにしてもFW陣は強力なメンバーが揃っている。それを“英雄”マラドーナがどう操るかが今大会の注目点だろう。対してナイジェリアは今年に入って監督の交代劇があり組織的な部分では不安が残る。ただこちらも前線のメンバーは強力なだけに、相手の攻撃をいかに封じカウンターに持っていくことが出来るか。96年アトランタ五輪決勝のような劇的勝利のためにはそれが要求される。

 しかしまずここはアルゼンチンが順調に初戦を3-1ぐらいで快勝するのではないかと思われる。ナイジェリアがどこまで奮闘できるかは、他のアフリカ勢にとっても重要だろう。


グループC
イングランドアメリ
 優勝候補の一角と目されているイングランドと、昨年のコンフェデ杯でスペインを下し、ブラジルを窮地に追い込んだアメリカとの激突。第一試合屈指の好カードだろう。イングランドは予選で10試合34点をマークした攻撃陣、ルーニーを中心にジェラード、ランパードからのパスをアメリカがどう食い止め、必殺のカウンターを見舞わす事が出来るか。アメリカ守備陣の出来次第とも言えるが、イングランド守備陣も一瞬たりとも気が抜けない息もつかせぬ試合となるだろう。

 ここはお互い勝ち点を取れない展開だけは避けたいところ。両雄相譲らずの0-0と見る。イングランドはここで無得点だと今後に不安を残しかねないだろうが…。