オリコン:2010年シーズン第32節見どころ

第32節の見どころ(前作首位獲得のソロアーティストが3人と、豪華で珍しい顔合わせに)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 山下智久(2連勝中・前作19.4万枚)
 強敵ぞろいとなった今週だが、やはり前作実績でひとつ抜けている山下智久がトップスタートを切る事となった。スタートは前作から1割近く数字を落としているが、それでも初日7万オーバーは、ソロとしても高い数字を維持している証拠と言えよう。
想定初動枚数:17.6万枚(17万枚台から落ちるようだと、伸びを欠く結果とも言える)

2位 遊助(前作1位・9.2万枚)
 さすがにここは相手が強く、2番手スタートでも仕方の無いところだが、スタートの数字では山下智久より前作比の下落幅が大きい事となっている。先週末の「FNS26時間テレビ」でも活躍したが、その効果は少しでも出ているのだろうか?
想定初動枚数:7.7万枚(あまり伸びを欠く様だと2位の座も安泰ではなくなる)

3位 安室奈美恵(前作1位・7.5万枚)
 シングルリリースは1年4ヶ月ぶり。アルバムは上半期チャートで1位を獲得したが、上記2者同様、前作比ダウンと言うスタートとなった。ただ3人の中では唯一現役のタイアップが付いて分だけ、下落幅が抑えられているようだ。
想定初動枚数:6.7万枚(2位争いは相手次第だが接戦に持ち込めばチャンスは出てくる)

4位 GACKT(前々作4位・2.5万枚)
 前作は合併週の2週間集計のため、前々作の売上を参考とする。avexに移籍しての初戦となる(仮面ライダー系でavexからのリリースはある)。移籍に伴い売上推移が変わる可能性があるが、以前までのケースでは発売日以降急落する傾向となっている。これが無ければ上位争いに踏みとどまれそうだ。

5位 スマイレージ(前作5位・2.0万枚)
 前作がメジャーデビューシングルだった事を考えると、今回はそれ以下と言う可能性の方が高いだろう。上下関係から見れば順当な位置だが、こちらも急落があると一気に順位を落としそうだ。

6位 WaT(前作5位・3.3万枚)
 シングルリリースから1年9ヶ月ぶり。長いスパンの影響があってか、スタートでGACKTスマイレージに先行される苦しい展開となってしまった。明日前2組を抜く事が出来ればある程度は回復するだろうが、前作の数字に達するのは難しいだろう。

7位 今井美樹×小渕健太郎 with 布袋寅泰黒田俊介
 先日ようやく非常事態宣言が解除された宮崎県の口蹄疫被害に向けてのチャリティソング。宮崎県出身の今井美樹小渕健太郎に加え、夫の布袋寅泰コブクロの相方黒田俊介による楽曲となっている。

8位 スフィア(前作12位・1.1万枚)
 メンバーの寿美菜子戸松遥豊崎愛生が出演しているアニメ「あそびにいくヨ!」主題歌。メンバーの一人、高垣彩陽は先週1stソロシングルをリリースし14位と健闘。これに続く事が出来るか。

9位 access(前作24位・6,100枚)
 シングルリリースは1年11ヶ月ぶり。こちらもブランクが長かったものの、上下関係を見る限り前作を上回る可能性の方が高そうだ。ただ週間でのトップ10入りとなると難しそうだ。

10位 SCANDAL(前作10位・1.2万枚)
 今年に入ってアニメタイアップが2本続きトップ10入りを続けているが、今回はノンタイアップで真価が問われるところ。11位以下にもメンバーが揃っており、どこまで順位を維持できるか。


その他、今週は15位までが初登場。
11位 レミオロメン
12位 Angelo
13位 加藤和樹
14位 Lead
15位 くるり
 前作実績から考えると、レミオロメンが伸び悩んでいるようである。Angeloはアニメ「戦国BASARA弐」エンディングなだけにもう少し上位に入りたかったところか。加藤和樹カップリングが映画主題歌で今回は13番手スタートと健闘している。