オリコン:2010年シーズン第39節結果

第39節結果(混沌とする中盤の順位争いは最後の最後までもつれる事に)

1位 EXILE
推定差 2千枚(1.61%)
 今年に入って「太陽の国」や「FANTASY」のリリースがあったものの、シングルチャートの登場は今年はじめてとなった。しかし「THE GENERATION ~ふたつの唇~」と比べてスタートが悪く、映画公開効果も現れず15.2万枚と、想定も大きく下回る結果となった。なお、「FANTASY」と比べると半減近い落ち幅となっており、来月や今後に向け不安の残る内容となってしまった。

2位 UVERworld
 ここ最近ではアルバム先行でも5万枚台をキープし安定した推移を見せていたが、やはり首位を獲得した「ガンダム」タイアップとなると、その効果は大きかった。こちらは高いスタートからその後もしっかり伸び想定通りの6.6万枚まで数字を伸ばした。来月には東京ドームでの単独公演を控えており、それに弾みが付く結果となった。

4位 YUKI
 混戦となった4位争いだったが、7番手スタートからコンサートでの物販効果を活かしたYUKIが最後は抜け出す展開となった。ただ1.9万枚はアルバム先行だった前作より僅かにプラス。前々作と比べるとマイナスだったため、コンサートが無かったら…、とも言える結果だろう。

5位 Takamiy
 結果的にはYUKIの追い上げには屈したが、少女時代は退けた形となった。ただこちらも売上的には苦戦し1.8万枚と前作比減と言う結果に。ただタイアップの差があったとの見方も出来なくは無い。

7位 真野恵里菜
 今回もトップ10入りをめぐる争いに巻き込まれるかと思われたが、それ程レベルが高くならずに済む展開に。結局6番手スタートから1つ順位を落とすのみで1週間を戦い終え、前作から売上を伸ばすことにも成功した。

8位 THE BAWDIES
 4番手スタートと好発進を見せたが、初日に高い数字が付き過ぎたのか、その後は伸びを欠く展開となってしまった。とは言え1.3万枚と前作から大きく数字を伸ばし今回もトップ10入り。今後に対する期待がさらに膨らむ結果となった。


その他
12位 寿美菜子
14位 Kalafina
17位 ココア男。/ヘヴンズ
26位 雅-MIYAVI-
 最後の最後で脱落してしまったのが寿美菜子Kalafina。ただソロデビュー作となった寿美菜子は好成績といえる。ココア男。/ヘヴンズはココア男。としてリリースしたシングルから売上を倍以上としており、関西圏でのネームバリューは高くなりそうだ。再デビュー作となった雅-MIYAVI-は逆に前作から半減以下と厳しい結果となってしまった。


第40節展望
 21日リリースのアニメ「けいおん!!」のキャラソン秋山澪日笠陽子)と平沢唯豊崎愛生)が1位、2位となった。両者とも初日の数字としての数字は昨年以下だが、7日間集計となるため昨年の3万枚に到達する可能性はまだ十分残っていると言えるだろう。
 2週連続リリースとなる浜崎あゆみが同社の倖田來未と共に登場すると言う異例の展開。目論見通りavexの1・2となるかは、倖田來未がthe GazettEと上記「けいおん!!」勢を抑えきれるかにかかっている。ヒルクライムゴスペラーズ、ムックの上位争いは、ムックがパッケージ数を減らしているだけに、調子をどこまで維持できるかによりそうだ。


来週以降のリリース情報はこちらから
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