オリコン:2010年シーズン第43節見どころ

第43節の見どころ(一転混戦ムードとなった週間4位争い。抜け出す手段は何か?)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 BUMP OF CHICKEN(2連勝中・前作10.4万枚)
 4月の2週連続リリース以来となる両A面シングル。そこでは売上を落としてしまい、3作前(14.7万枚)との比較でどれだけ数字を戻してくるかに期待がかかったが、スタートの数字は前作以下と伸び悩んでしまっている。連勝は問題なく伸ばせそうだが、ここで売上を落とすとなると、今後に向けては強気に推す事が難しくなりそうだ。
想定初動枚数:9.5万枚(これより上昇に転じる可能性はある。大台を見据えた展開となりそうだ)

3位 fripSide(前作4位・3.1万枚)
 今月29日リリース予定のアニメ「とある科学の超電磁砲」主題歌。タイアップ自体は前作、前々作と同じだが、今回は販売による作品でリリースまでまだ期間があるため、テレビ放送時に比べればタイアップ効果が薄くなってしまっている。現時点で既に週間暫定においてEXILEを下回っていると思われる事から、ベスト3入りは困難となってしまい、週間4位争いを引っ張っていく形となりそうだ。
想定初動枚数:1.7万枚(とりあえず4位争いでは優位だが、油断ならない相手が数多い)

4位 Aqua Timez(前作8位・1.3万枚)
 アニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」主題歌。毎日放送の日曜夕方5時(旧土曜6時)と言えば、ガンダムや人気のある原作のアニメ作品がこれまで放送されていたが、今回はオリジナル作品と言う事で、人気の後押しが無いために初回から大苦戦を強いられている(初回視聴率1.2%)。放送日時もそうだが、今回に関してはタイアップ効果はあまり期待できないと言っていいだろう。

5位 平井堅(前作3位・3.0万枚)
 前作は人気映画のタイアップもあり大きく数字を伸ばしたが、今回は前々作(1.0万枚)との比較でどうなるかと言った展開となりそうだ。前作の勢いを失わないためにも前々作の数字はクリアしておきたいところだが、それは今後の展開次第と言ったところか。

6位 GIRL NEXT DOOR(前作9位・8,900枚)
 今回は3種リリースとパッケージ数が増えてはいるが、前作実績から見ればそれ相応な位置からのスタートとなった。もはや名ばかりとなってしまった“Produced by avex trax”であるが、ここで結果を残せなければ、本当に埋没する事になってしまいそうだ。

7位 長渕剛(前作10位・1.4万枚)
 今週末公開の映画「エクスペンダブルズ」日本版主題歌。前作実績を考えるとスタートは出遅れた感があるが、今週上位スタートの中では唯一タイアップ効果が見込めるだけに、週末追い上げが利くようであれば一気に順位を押し上げてきそうだ。

10位 ピコ(前作63位・0.2万枚)
 今週もニコニコ動画の人気者がデイリー上位スタートとなった。今回がメジャーデビュー作となる“両声類”と呼ばれる女性に近い音域を出す事が可能な男性シンガー。前作は同じくニコニコ動画でも有名なベーシスト、ティッシュ姫とのコラボ作だったが、今回はソロでそれ以上の数字が期待できるスタートとなった。


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64010325.html