オリコン:2010年シーズン第45節見どころ

第45節の見所(一気の大攻勢。歴代ランキングをも見据えての圧倒的数字がはじき出された)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 AKB48(4連勝中・前作52.7万枚)
 前作は何とか初動をプラスにする事ができたが、今回は初回出荷枚数から以前とは比較にならない物量を投じ、なんと発売日前にも関わらず56.8万枚と言う驚異的な数字をたたき出した。これは今シーズンリリースされた嵐の初動売上(1週間)を全て上回る数字となっており、あれだけ高い前作の初動売上をあっさりと上回ってしまった。前作「ヘビーローテーション」の累積売上が年間1位を射程圏内に捕らえた最中ではあるが、一気にここで年間ランキングの大逆転が生じそうだ。
想定初動枚数:88.1万枚(ここまで行けば歴代の初動記録上位に食い込む可能性も)

2位 ポルノグラフィティ(前作4位・4.3万枚)
 AKB48の数字があまりにも高い数字で霞んで見えてしまうが、こちらも前作以上のスタートとなっている。相手も不在でこのまま2位キープの展開になりそうだが、今回はノンタイアップなだけに伸びと言う点で不安が残る。
想定初動枚数:4.6万枚(前作を超えられるかどうかと言った推移となるだろう)

3位 DREAMS COME TRUE(前作5位・3.3万枚)
 ドラマ「ナサケの女国税局査察官~」主題歌。来月末リリースのアルバムからの先行シングルと言う事もあるが、それにしては数字が低すぎる印象がある。初回視聴率は悪くないだけに放送後の金曜日にどれだけの反応を示すか。明日以降盛り返してこないとアルバムにも悪影響が及びそうだ。
想定初動枚数:1.2万枚(アルバム先行とは言えこの数字で果たして終わってしまうのか?)

5位 GRANRODEO(前作18位・5,600枚)
 ボーカルの谷山紀章が出演しているアニメ「咎狗の血」主題歌。5月には日本武道館で男性声優としては初のライブを行った2人組のバンド。高い位置からのスタートに見えるが、DREAMS COME TRUEの数字の低さと少女時代の下からのスタートであることを考えると、5位の時点で1万枚到達が怪しくなっている状況である可能性が考えられる。もちろん、旧譜を交えてのトップ10争いとなるだろう。

6位 むてん娘。(モーニング娘。)
 大阪を中心に店舗展開をしている回転寿司チェーン「無添くら寿司」のキャンペーンソング。今回は間接的にAKB48との同日発売となったが、普段のモーニング娘。に比べればかなり数字は低くなりそうだ。

7位 清木場俊介(前作10位・8,300枚)
 2ヶ月連続リリースの後半。ただ相手関係を見る限りでは前作以下となる可能性が高いと言える。先月以上の伸びを見せる可能性は否定できないが、このスタート位置では厳しい戦いとなるだろう。

8位 Lia(前作189位・330枚)
 アニメ「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」主題歌。今週はパソコンゲームがルーツのアニメ作品主題歌が2作ランクインすることとなった。「Angel Beats!」程の勢いではないが、このまま上位に残ることが出来るか。

9位 K(前作33位・3,000枚)
 今週は4Minuteとの韓国勢による男女対決となったが、先輩格のKが先行する展開となった(4Minuteは18位)。前作の初動はなんとか上回れそうな感じだが、大幅な上積みとなると難しそうだ。

10位 LM.C(前作7位・1.3万枚)
 前作の数字から見れば、この位置からのスタートはかなり苦戦している様子が伺える。アルバム後初戦なだけにここは結果を残したいところではあったが、厳しい結果が待っていそうだ。