24日に第61回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。
http://www9.nhk.or.jp/kouhaku/artists/index.html
さてここでは事前予想を見ましてどのような傾向となったのか。少し掘り下げてみたいと思います。
事前予想(22日付)
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64199608.html
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64200413.html
・K-POP勢はまさかのゼロ
今朝のスポーツ紙で触れられていなかった部分ではあったが、過剰なまでに盛り上げておいてゼロ回答と言う、ファンにはなんともやりきれない結果となってしまった。現在も熱意交渉中との事であるが、放送時間15分短縮+「トイレの神様」フルコーラスとなると、昨年から3組ずつの減枠は時間的にもちょうど合う事となる。出てくるとすれば企画扱いとなりそうだが、だったら韓国に帰って自国の歌番組に出るのではないだろうか。
・ジャニーズ枠は結局昨年と同じ顔ぶれに
嵐が白組の司会になった時点で、昨年と同じ4枠と言うのは十分想定できる範囲である。問題は4つ目の枠に昨年同様NYCを入れるか、V6を入れるか、近藤真彦を入れるかと言う3択となったが、結局は社長のお気に入りであり、昨年嵐との交渉の掛け合いにもなったNYCがそのまま残ると言う形となった。昨年は嵐が歌った後に矢沢永吉が突如登場したが、今年は先輩である近藤真彦が登場するなんて言う展開は頭の片隅に入れておいてもいいかもしれない。
・avex枠に異変。紅組の4枠が2枠に削減
今回の3枠減の被害をもっとも受けたのがavex勢だったのかもしれない。白組はEXILEに加え、事前予想でも登場したAAAが東方神起の穴埋めとなる形で初出場を果たした。しかし昨年4枠あった紅組では浜崎あゆみと倖田來未の2枠のみとなってしまった。もし大塚愛が妊娠の影響により出場できないのであれば、予想されていたICONIQがAAA同様穴埋めをしていたのかもしれないが、そう言う事が行われずGIRL NEXT DOORと共に落選したのであれば、avexは枠を2つ失った事となる。ちなみに、さすがに社を挙げてプロデュースしているGIRL NEXT DOORとは言え、倖田來未を押しのけてまで出場させるような事はしなかったようだ。
・一方で勢力を維持した事務所も
avexが2枠減と言う厳しい現実を叩きつけられる中、全体で6枠減の中勢力を維持したところがある。今回も福山雅治、flumpool、ポルノグラフィティ、Perfumeの4組を出場させたアミューズである。ただ福山雅治とPerfumeは好調であるものの、ポルノグラフィティは全盛期ほどではないだけに、ジャニーズやavex系が目立っているとは言え、非難の対象になりえる可能性が指摘されそうだ。
・Superflyがいない…
おそらく一般的にはもっとも今回の紅白出場が注目されたSuperflyも今回は選外だった。一方でL'Arc-en-Cielが2000年以来となる出場を果たしているだけに釈然としない人も多いのではないのだろうか。ただ逆を言えば、これで「彼女が紅白の舞台に立つことは無い」と言う事も知らしめる結果とも言えるだろう。
・その他、当日付けで挙がってきたHYとクミコ
HYは沖縄、クミコは広島と、この両者に共通するのが戦争をテーマにした楽曲。折りしも南北朝鮮の関係に緊張感の増している中での選出となった。初出場ながら貴重な戦争経験を「歌でつなぐ」重要な役目を担うことになりそうだ。
・そして、美川憲一が姿を消した…
「聖域無き構造改革」が起こるのではないかと思われた演歌・歌謡曲部門では出場23回を誇る美川憲一が落選すると言うサプライズが起こった。しかしそれ以外は比較的穏やかな人選となっているが、段階的に大きな動きとなる可能性もあるだけに、今年何とか出場にこぎつけた人も来年の保証はどこにもないと思った方がよさそうだ。
うーん、個人的にはアミューズの白3と言うのは多すぎる気がする。紅組ではアンジェラ・アキがギリギリと言ったところかな。来年の保証は無い気がする。
P.S. 当ブログでは今年も独自の紅白歌合戦であるGreen Hill Music Grand Prix 2010を開催します。詳しい内容は追ってお知らせしますので、こちらもお楽しみに