オリコン:2011年シーズン第3節結果と第4節展望

第3節結果(合併週ではない年末年始。やはりあの番組の効果が大きいようだ)

1位 植村花菜(先週15位)
 昨年3月に発売されたアルバム「わたしのかけらたち」からのシングルカット。初登場は12位。昨年末の日本レコード大賞紅白歌合戦でも披露され年明けに一気に加速した。しかし売上は1.1万枚でしかなく、これは08年にAAA「MIRAGE」が記録した歴代最低首位獲得枚数、25,333枚の半数以下と言う超低記録での首位獲得となった。

AKB48
2位 「チャンスの順番」(先週3位)
3位 「ヘビーローテーション」(先週8位)
5位 「Beginner」(先週11位)
9位 「ポニーテールとシュシュ」(先週25位)
 紅白ではメドレーだったAKB48が、最新曲とメドレーで歌った3曲が同時にトップ10入りする事となった。とは言え2位も1.0万枚でしかなく、これは先週Hey!Say!JUMPが記録した15,895枚を大きく下回り、2週連続で週間2位の歴代最低売上記録を更新することとなった。


その他
6位 少女時代(先週13位)
7位 EXILE(先週20位)
10位 JUJU(先週12位)
12位 川中美幸
 今週は半数の5曲がトップ10に復帰する(初のトップ10入りとなった植村花菜を含めれば6曲が先週11位以下からのトップ10入り)異例のチャートアクションとなった。少女時代はレコード大賞(歌ってすぐ、韓国に帰ったようだ)、EXILEはレコ大、紅白の効果によるもの。JUJUは再浮上でトップ10入りとなった。新譜で唯一トップ10スタートとなった川中美幸は売上を伸ばせず12位となったが、これが今週の新譜最高順位である。なお、新譜上位3人は全て演歌歌手(川中美幸、19位池田輝郎、21位水田竜子)となった。


月曜付けデイリーチェックと第4節展望(今週は新譜のリリースが皆無のため、そのまま展望です)
 首位は引き続き植村花菜。水曜日にはこの曲を題材にしたドラマが放送されており、その効果次第では先週を上回る1万枚中盤ぐらいまで数字を伸ばせる可能性がある。2位と3位はAKB48の「チャンスの順番」と「ヘビーローテーション」。息の長い「ヘビーローテーション」が新譜の「チャンスの順番」を抜き去りそうな展開となりつつあるが、両者1万枚に届くかどうかと言ったところか。