オリコン:2011年シーズン第6節結果

第6節結果(いつも通りと言えばそこまでだが…)

1位 山下智久(4連勝)
推定差 2千枚(3.02%)
2位 フレンチ・キス
推定差 2千枚(3.08%)
 何が起こったのかと言えばだいたいご存知の通り、もしくはご想像通りの事であるが、やはり山下智久が翌週にアルバムリリースを控えておきながら先行シングルをリリースした事がそもそもの原因であると言える。前作初動で4倍近い差があった両者だが、蓋を開けてみればフレンチ・キスが先行する展開となり、山下サイドの目論見の甘さが露呈する形となってしまった。しかし\525シングルと言う事もあり中盤はデイリーでリードを奪う展開に。ここで突き放されていたら諦めていたかもしれないが、これにより自業自得で自作自演の首位獲得へと繋がって行く事となった。
 一方のフレンチ・キスは2戦目と言う事もあり推移に注目が集まったが、初日から高い数字を出し初動も前作比50%以上の上げ幅と、今のAKB系の勢いを象徴する動きとなった。しかしまさか、自分たちの常套手段である“握手会”でもって逆転を許すとは考えてもいなかっただろう。何とも皮肉な結果である。

 とは言え、負けた時の言い訳より説明の難しい理由で勝つと言う事は、得られるものより失うものの方が多いような気がするのだが果たして…

3位 ゆず
推定差 1千枚(3.28%)
 首位争いの影に隠れる形となってしまったが、スタートからあまり調子が上がらず3.4万枚と大きく数字を落とす結果となった。やはり前作2種リリースで大きく数字を伸ばせなかった影響が出てしまったのかもしれない。

5位 平沢憂米澤円
8位 鈴木純(永田依子)
9位 真鍋和藤東知夏
 2期のキャラソンは軒並み苦戦を強いられていたものの、平沢、真鍋両者は前作並と水準を維持する事が出来た。こちらも先週指摘していた、イベントのチケット販売による影響が出た可能性がある。なお、順位は離れているものの、この3者に大きな数字の差はない。

6位 ViViD
 アニメタイアップの効果もあり、メジャーデビューシングルで初のトップ10入りとなった。序盤は「けいおん!!」勢からリードを奪う展開となり、専門店補正も大きく働いたようだ。

7位 徳永英明
 こちらは中盤に順位を伸ばし、ViViDと共に「けいおん!!」勢に割って入る結果となった。前作から倍近く売上を伸ばしており、ここは力を出し切れたようだ。


その他
12位 AKB48「Beginner」
20位 HIROKO
 先週までトップ10に4曲ランクインしていたAKB48は全て圏外にランクダウンした。そんな中「Beginner」が遂にミリオンを達成。来月リリース予定の新曲も既に大台を見据えた出荷量になるとの報道もあり動向が注目される。HIROKOは売上を伸ばせず、結局mihimaru GTの前作には至らなかった。


月曜付けデイリーチェック
 首位は再びフレンチ・キスに。タイアップ効果はまだ先の話になるため今週早くも1万枚を割る恐れがある。もちろん、2位の山下智久、3位のゆずにも同じ事が言える。新譜が多く苦しい展開になりそうだ。


第7節展望
 2人でカムバックとなった東方神起が登場。2位以下を突き放す展開となりそうだが、果たして活動休止前の勢いをどこまで取り戻す事が出来るか。前作大きく数字を落としたYUIはここで挽回しておきたいところ。この実績者にソロデビューとなる板野友美が挑む形となりそうだ。ケツメイシDIR EN GREYスキマスイッチAqua Timezw-inds.真野恵里菜田村ゆかりが上位進出を狙い、活気あふれるチャートとなりそうだ。


来週以降のリリース情報はこちらから
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