第7節結果(今年初のリリースラッシュ。トップ10入りを逃したのは…)
1位 東方神起(3連勝)
推定差 1万枚(4.58%)
事務所問題の表面化により危機感を抱いたファンによる「BREAK OUT!」運動からちょうど1年。メンバーもファンも望んだ形とは言えないかもしれないが、今回の23.1万枚と言う初動枚数、そして想定以上の伸びを見せたのも、やはり東方神起の復活を待ち焦がれていたと言ったところだろう。
しかしながら今後も続々と進出してくるであろうK-POP勢にとって、この東方神起の復活は現状を変化させる要因になりえるかもしれない。昨年夏から日本のマスコミがこぞってK-POPを持ち上げ始めたのは、東方神起の不在によるところの可能性があり、更に「他のK-POPユニットに鞍替えしていた東方神起のファンが、復活を機に帰参するのでは?」との識者の見方もある。マスコミとファンの動向がどう言った形になるのか。今シーズンを占う意味でも重要な要素となりそうだ。
2位 板野友美
推定差 4千枚(2.49%)
スタートの数字だけでいきなり週間2位を確定させるだけの出足を見せ、最終的には16.3万枚まで売上を伸しAKB48から初のソロデビューとして上々の滑り出しを見せたかのように思えるが、実は劇場盤の握手券は板野友美だけではなく、同じホリプロ所属のAKB48メンバー、石田晴香、河西智美、佐藤すみれ、仁藤萌乃、宮崎美穂の握手券が同封されているシングルもあり、決して自力だけで得られた数字では無いようだ。今後もサポート体制が続くのか、また他のメンバーがソロデビューした際どのような形になるのか。注意深く見守る必要があるだろう。
3位 YUI
上位2組に押される形となってしまい、なすすべ無く週間3位に落ち着く結果となってしまった。前作をやや上回るペースでスタートしていき、ペースが落ちず週間では7.0万枚。前作の数字は超えたものの、前々作の数字にはやや及ばなかった。一時期からは一段階数字が落ちているが、まだまだ安定した力を発揮できそうだ。
4位 w-inds.
4位争いでは終始リードを付け、そのまま週間4位を守りきる形となった。売上は3.1万枚で前作比微増ではあるが、アニメタイアップと言う事を考えると、もう少し伸ばしていきたかったところでは無いだろうか。
5位 ケツメイシ
6位 DIR EN GREY
5位争いは僅差となったが、復調したケツメイシが逆転でベスト5入りとなった。ケツメイシは今回パッケージ数が少なくなったものの前々作並みの数字に戻しDIR EN GREYを捕らえた。一方久々となったDIR EN GREYだが、売上に関しては前作比微減とブランクは感じさせず状態を維持しているようだ。
7位 田村ゆかり
今回はアニメタイアップでは無く、更にタイアップとなっているオンラインゲームの特典が含まれていたため中盤以降伸び悩むかと思われたが、デイリーチャートで上位に踏みとどまり、結局前々作の「なのは」タイアップ並となる1.8万枚まで数字を伸ばした。この状態の良さを次回以降にも繋げたいところだ。
8位 ランカ・リー=中島愛
8位争いは2週目のフレンチ・キスと山下智久を含めた三つ巴の展開となったが、何とか逃げ切り8位を確保した。タイアップ効果があればもう少し楽な展開になったかもしれないが、それでもトップ10入りは、この作品の人気の高さが伺えるところだ。
その他
11位 スキマスイッチ
12位 Aqua Timez
13位 真野恵里菜
この3者も僅差での決着となったが、フレンチ・キスと山下智久が週末に数字を伸ばしトップ10争いから脱落する形となってしまった。スキマスイッチは前作程の勢いが無く、Aqua Timezは前作より得やすかったはずのアニメタイアップの効果が出ず、真野恵里菜は週末の追い上げも今週は届かなかった。
月曜付けデイリーチェック
日曜付けから首位に立った板野友美が2日連続の首位。差の無い2位に東方神起が付ける形となっており、両者とも2万枚近い数字が今週も見込める。YUIが3位となっており、こちらは1万枚の前半ぐらいとなりそうだ。
第8節展望
KAT-TUNはここ最近やや状態が下がり気味であり、それに加え前作では盗作疑惑を持ち上げられるなど明るい材料が乏しいのが気になるところ。ここで悪い流れを断ち切っておきたい。渡り廊下走り隊7は間近となったバレンタインにちなんだ“あの曲”をカバー。氷川きよしとの2位争いに持ち込めるか。先行シングルとなる倖田來未は不利が伴うだろう。Buono!、ClariS、DEEPと堀江由衣がトップ10を巡る攻防となりそうだ。
来週以降のリリース情報はこちらから
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