オリコン:2011年シーズン第8節の見どころ

第8節の展望(悪い流れを早めに断ち切りたいところではあるのだが…)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 KAT-TUN(13連勝中・前作23.1万枚)
 「ソリオ」CMソング。前作は赤西仁が正式に脱退しての初戦で売上の維持には成功したものの、カップリング曲に盗作疑惑が持ち上げられ(結局作曲者側が影響を受けたことを認めた)、思わぬ火種を作り出す結果となってしまった。また昨年末のテレビ番組の中では、脱退した赤西仁SMAPの元メンバー、森且行同様に意図的に省かれる映像処理も行われていた。それらの影響からか、初日の数字は前作から大幅に落ち込んでしまっている。こちらも先日の山下智久同様、本人たちの至るところでは無い部分で損を被っているのではないだろうか。
推定初動枚数:14.8万枚(CM自体は以前からオンエアされているのだが…)

2位 渡り廊下走り隊7(前作2位・3.8万枚)
 86年に当時おニャン子クラブのメンバーだった国生さゆりがソロデビューシングルとしてリリースした曲のカバー。今回から小森美果岩佐美咲が加わり7人組となり改名した。AKB勢の良い流れをそのまま受け継いでおり、初日だけで4.5万枚と前作初動をあっさりとクリアした。また週間2位争いでも抜け出す形となり、あとはどこまで数字を伸ばせるかに期待がかかるところだ。
推定初動枚数:9.9万枚(10万枚突破となるかは水曜付けでどれだけ粘りとおせるかだろう)

3位 倖田來未(前作2位・5.4万枚)
 来月発売のアルバムからの先行シングル。「第一興商」CMソング。前作は夏恒例の4曲入りシングルから下落幅を抑え復調の兆しが見えるところだが、ここはアルバムを見据えての一戦となるだけに本領発揮とは行かないだろう。ここも下落幅を抑え、アルバムに繋げたいところだ。
推定初動枚数:4.5万枚(週間3位争いはこの数字でも不利だが、気にするべきところではない)

4位 氷川きよし(前作3位・6.6万枚)
 倖田來未の数字を見る限りでは、スタートの数字は前作以下の可能性もある。ただ水曜日に中野、金曜日に市川でコンサートがあり、木曜日には新橋でイベントが予定されている。この効果により、前作以上の数字に持ち上げる事は十分に可能だろう。

5位 ClariS(前作7位・1.4万枚)
 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」主題歌。デビュー戦となった前作と同じく話題のアニメタイアップが付いた事によりスタートから先週のベスト3を抑える上々の滑り出しを見せた。週間ではYUIとの7位争いとなりそうだが、明日以降も先行できれば勝率が上がっていくだろう。

8位 Buono!(前作8位・1.3万枚)
 ちょうど1年ぶりのシングルリリースとなる。デビューから前作までアニメ「しゅごキャラ」シリーズの主題歌を担当してきたが、それも昨年3月で終了し今回初めてノンタイアップでのリリースとなった。自力が問われる一戦となるが、出だしから8番手と苦戦しており、苦しい展開となりそうだ。

9位 堀江由衣(前作12位・1.0万枚)
 こちらは1年半ぶりのシングルリリースとなる。自身も出演しているアニメ「ドラゴンクライシス!」主題歌。ペースはまだ分かりかねるところだが、久々と言う点を考慮すればまずまずのスタートだろう。

10位 松下優也(前作18位・6,900枚)
 ドラマ「カルテット」主題歌。前作から比べタイアップは劣るものの、今回は4種リリースとパッケージを増やして望んでおり、この位置からのスタートなら売上を伸ばせる可能性がありそうだ。


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64430670.html